JBCクラシック回顧

中段追走のケイティブレイブが念願の中央でのG1勝ちでした。
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走破時計1:56.7 前半1000m約62.4 上り3F38.1

L9.5(7.1) L9(11.2)L8(11.9)L7(12.9)L6(12.2)L5(11.5)L4(11.8)  L3(12.2)L2(12.7)L1(13.2)

馬場状態はJBCスプリントで書いた通り京都にしてはパサパサで重目。

展開は内からサンライズソアが逃げ、外からテーオーエナジーとテイエムジンソクが2,3番手、内にシュテルングランツ、マイネルバサラ、オールブラッシュがその後ろでここまでが先行集団。中段のは内にセンチュリオン、その外にケイティブレイブ、その後ろは内からアスカノロマン、その後ろの列外側にオメガパフューム。後方集団にクリソライト、内からサウンドトゥルー、アポロケンタッキー、1馬身離れた最後方からノンコノユメ。

1番人気のサンライズソアにとって誤算だったのは、テイエムジンソクの早仕掛けですね。スローペースではないどころか馬場を考えればかなり流れていた中、外からサンライズに競りかけます。L5の11.5がそこです、仕掛けたテイエム自身はL3で早々に失速、まるでルメール騎手に嫌がらせをするために出走したような騎乗でしたね。ラップタイムを見てもらえれば分かる通り、L4からラップごとにタイムが遅くなる消耗戦になります。

このレースのポイントはケイティブレイブの位置取りです、先行勢の後ろで中段グループの先頭外側、全くプレッシャーを受けない位置で淡々と追走出来ましたね。テイエムの早仕掛けで苦しくなったサンライズが減速したのを見て、オメガのコースを外に膨らませるようにスパートしたこと楽に勝ち切りました。

では1頭ずつ見ていきましょう。

1着はケイティブレイブ、上記の通りでほとんど書くことはないのですが、テイエムの早仕掛けに釣られず待ったことですね。L5で待てたことでL4から前が減速した流れで楽に差を詰めて、その勢いを止めずに先頭に立ちました。いつもの福永競馬ならテイエムの早仕掛けに釣られて無駄足を使い、前の減速に付き合ってからの直線再加速勝負がお約束ですが、今回は人が変わったように強気な競馬でした。やれば出来るじゃん、と思うと来週から元に戻るんだよね~。

2着はオメガパヒューム、内容的には一番強い競馬でしたね。外枠から中段の後ろ、4コーナーから外々回って2着まで持ってきたのは高評価です。内枠でケイティと同じ位置から競馬が出来ればこちらが勝っていたのでは?どうしてもゲートが遅いので中段以降からの競馬になってしまうんですよね。前走も中段やや後ろから3コーナーで外に出せたことでスムースに加速して勝ち切っているように、長くいい脚を使えるタイプなので課題はスタートだけですね。

3着はサンライズソア、L5でテイエムに絡まれたことが痛かった、このレースはそこだけですね。ルメール騎手もテイエムの早仕掛けには怒り心頭なのか呆れたのか、テイエム自身が好走できていればあの仕掛でもいいと思いますが、勝つ気のない(古川騎手は勝つ気が有ったのかもしれませんが)仕掛でレースを壊されてしまいましたからね~。今回は内枠で外から包まれるのを嫌っての逃げなので、ちょっと運が無かったですね。2,3番手からでも競馬は出来る馬なので、外枠なら次走見直したいですね。

4着はノンコノユメ、上がり最速でしたが届きませんでした。329mの直線では短かったですね、元々コーナーでは加速できないタイプで、直線勝負するしかないんですよね。こういうタイプは届くかどうかなので本命にはしにくいんです。チャンピオンズCでは直線が410mになるので届くかも。ただ中段から早目に動けるオメガパフュームは強敵になりそうです。

5着はサウンドトゥルー、直線は空いた内を上手く突いたんですが、思ったより伸びなかったですね。外を回したノンコの方が距離ロスがあったはずなのに、脚色ははっきりノンコ優勢でした。騸馬とはいえ8歳ですから速い上がりは使いにくくなってきているのかも。今年のフェブラリーSでも末脚不発でしたし、今後は地方の重いダートの方が良いかも。

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