2025年京王杯SC 回顧。

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走破時計 1:18.3   前半600m  33.9  上がり3F 33.2

まずは馬場状態ですが、良馬場でした。朝の段階では稍重でしたが、晴れで気温も上がったことで5Rから良馬場に回復。11Rの時点では走破時計が示すように、超々高速馬場になりました。ここまで馬場が軽くなる距離を誤魔化せてしまいますね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

走破時計1:18.3と超々高速馬場で、前後半33.9-33.2のややスローバランスでした。後半はラップが落ちないので、短距離型のスピード能力がモロに問われる展開でしたね。バルサムノートが控えたことで、アサカラキングが逃げましたが、完全にスピード負け。調教師からどういう指示があったのか分かりませんが、横山和騎手はペースが遅過ぎましたね。

前がこのラップで走ってしまうと、中段よりも後ろからの馬には出番なし。レッドモンレーヴが上がり3F32.4という驚異的な上がりを見せましたが、これでも届きませんでした。

逃げたのはアサカラキング、バルサムノートとカルロヴェローチェが先行。中段の前からママコチャ、やや間隔空いて中段からトウシンマカオ、ロジリオン、シャドウフューリー。中段のやや後ろからスズハローム、中段の後ろからオオバンブルマイ、トゥラヴェスーラ、カンチェンジュンガ。後方からレッドモンレーヴという並びでした。

バルサムノートはスタート五分で、やや促して前に行きましたが、内のアサカラキングを見て控えてしまいました。松岡騎手は元々逃げる気がなかった感じで、2番手を狙っていたようですね。アサカラキングの逃げは遅い。超々高速馬場で前半33.9では、この馬のトップスピードの質では対応できません。テン乗りなので、調教師の指示だと思いますが、この馬の良さが出ないレースになってしまいました。

ママコチャが中段の前、トウシンマカオがやや間隔空けて中段辺りでした。ロジリオンも中段で、シャドウフューリーがスタートでやや煽ってしまい、リカバリーして中段でした。

4コーナーです、標準的な馬場ならば前半33.9は平均的なペースです。なので騎手の意識としては前が速いと感じていたんでしょうね。馬群はやや縦長で、当然捲り上がる馬もいませんでした。

直線L2標識付近です、アサカラキングが先頭でバルサムノートが2番手。その後ろからカルロヴェローチェ、ママコチャがスムース。トウシンマカオがママコチャに追いつき、シャドウフューリーとロジリオンがその水路から追走。レッドモンレーヴは外から伸びてきます。

直線L1標識付近です、L2区間の11.1でママコチャとトウシンマカオが先頭に立ちます。なのでこの2頭は10秒台のラップを踏んでいますね。ロジリオンはこの区間でトウシンマカオに離されてしまったので、トップスピードの質が問われる展開は良くないですね。

ここからトウシンマカオが突き放して1着、ママコチャが粘って2着。ロジリオンが粘って3着でした。トウシンマカオとママコチャは100m長いと思いましたが、超々高速馬場で距離適性を誤魔化せた感じですね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はトウシンマカオ、セントウルSを高速馬場で差し切っているので、こういう軽い高速馬場は合うんでしょうね。この時の2着もママコチャでした。あまりにも軽かったために100m誤魔化せてしまった感じで、これで1400mもこなせるかと言われると、不安は残ります。

2着はママコチャ、この馬も道悪は良くなくて軽い高速馬場で良さが出ましたね。この馬も100m誤魔化せた口で、暮れに阪神Cに出て来るようだと嫌いたいですね。

3着はロジリオン、これで4回目の3着です。ちょっと松山騎手が大事に乗り過ぎた感じで、前走は58.5㎏背負って早目位に動き凡走、これでやや消極的な騎乗になったのかな~。この馬は完全にスピード負けで、消耗戦になった方が良いタイプですから、展開待ちになってしまいますね。

4着はレッドモンレーヴ、この条件は合っていますが、如何せん前が止まらない。さすがにこれでは届きません。ただ上り最速を叩き出しているように、6歳ですがまだまだ末脚は切れ味抜群、展開が合えば重賞で勝負できることは見せました。

5着はシャドウフューリー、スタートでやや煽ってしまいリカバリーして中段からでした。この馬は展開的に合っていましたが、トップスピードの質で若干見劣りましたね。

馬券の方はハズレ、超々高速馬場になるとは思えず、1,2着馬を消していたので完敗ですね。

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