2024年日本ダービー 回顧。ベテランの読みが炸裂。

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走破時計2:24.3    前半1000m 62.2  上がり3F 33.8

まずは馬場状態ですが良馬場、土曜日に散水していますが乾いています。クッション値は9.9ということで、もう少しでやや硬めに入ってくるくらいの高速馬場。9Rのむらさき賞が3勝クラスの1800mで1:44.8、かなりの高速馬場になっていました。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

グラフを見れば一目瞭然で、スローからの5F戦ですが、Ⅼ1が11.5と前が止まらない展開でした。通常Ⅼ5から11秒台に入れば消耗戦になりそうなものですが、今日の馬場状態はかなりの高速馬場で、前に居ないと勝負になりませんでした。

1着のダノンデザイルと2着のジャスティンミラノの差は、L1区間で明確に開きました。これが距離適性の差なのかなという印象で、ジャスティンミラノは母系の短距離血統が影響して、2400mはちょっと長かったですね。

シンエンペラーは上がり3F2位タイで33.4、この馬はヨーロッパ血統ですが、前走の皐月賞のような消耗戦よりも、11秒台前半のラップを連発するような展開で良さを見せてきました。サドラーの持続力にやや高いトップスピードの質を加えた感じですね。

逃げたのはエコロヴァルツ、2番手にシュガークン、中段の前からダノンデザイル、ジャスティンミラノ。中段のやや前からシックスペンス、ジューンテイク、ゴンバデカーブース。中段からシンエンペラー、ダノンエアズロック、サンライズジパング。中段のやや後ろからレガレイラ、ショウナンラプンタ。中段の後ろからビザンチンドリーム、アーバンシック、、コスモキュランダ。後方からミスタージーティー、サンライズアースという並びでした。

スタート早かったシュガークン、シックスペンス、ダノンデザイルが前に行き、五分に出たエコロヴァルツが外から押して押して先頭に立ちました。ダノンデザイルの横山典騎手は手綱を引いて控えて折り合いましたね。ジャスティンミラノはやや立ち遅れ、2F目の11.4で外から前に行ったので、ここでラップタイム以上に脚を使いましたね。ここ一番でスタートを遅れてしまうとは運が無かったですね。

4コーナーです、向正面でコスモキュランダが捲りに行き、その後にサンライズアースがその上を捲くって行きました。これで4コーナーではサンライズアースが先頭に並びかけ、その後ろにコスモキュランダ。ここでダノンデザイルとジャスティンミラノは、捲りに併せて下げることなく加速していきます。

逆にジューンテイク、シックスペンスはやや下げて、捲りに巻き込まれることを避けた感じですね。シンエンペラーは内でスムース、レガレイラはここで外へ出せずに、直線で待たされてしまいます。

直線Ⅼ2標識付近です、エコロヴァルツが先頭で、シュガークンが並びかけるところ。ダノンデザイルは内へ、ジャスティンミラノはシュガークンの外へ行きました。サンライズアースとコスモキュランダはこの辺りでは差を詰められません。シンエンペラーは中段でスムース。レガレイラはコースが無くなり、ショウナンラプンタの後ろを回して外へ出します。

直線L1標識付近です、ここではダノンデザイルが最内から抜け出し1馬身程の差、この地点でジャスティンミラノは反応が悪かったですね。エコロヴァルツとシュガークンは付いて行けず、サンライズアースも追走がやっとという感じでした。コスモキュランダが苦しくなった感じで外へ寄れたことで、シンエンペラーのコースが空きました。外からレガレイラがコースを確保しますが、前とはかなり差がありました。

ここからダノンデザイルが差を広げて押し切り、ジャスティンミラノが何とか追走して2着を確保しました。コースが空いて伸びてきたのがシンエンペラーで、しっかりと3着を確保。中目で粘ったサンライズアースが4着で、外から上がり3F最速で伸びたレガレイラが5着でした。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はダノンデザイル、スローからの5F戦になり通常なら消耗戦ですが、今日の馬場は高速馬場で前が止まらなかった。スタートで出して行った横山典騎手の好判断で、展開を読み切ったベテランらしい勝ち方でした。距離は全く問題なかったし、やや高いトップスピードの質と高い持続力を見せましたね。京成杯でL2の11.3に対応していたので、トップスピードの質は見せていたし、京都2歳Sで不利がありながら僅差の4着だったので、持続力の高さも見せていたので、スムースなレースが出来たことが大きかったですね。

2着はジャスティンミラノ、L2から反応が悪くなったのは距離適性が出たからでしょうね。お母さんが短距離で活躍した馬なので、2400mは長かった感じ。それでも完成度と能力の高さで2着は確保したので、2000m以下ならばこの世代のトップクラスであることは間違いなし。

3着はシンエンペラー、血統的には速いラップは苦手かと思いましたが、皐月賞ではトップスピードの質が問われなかったにもかかわらず、直線苦しくなったので、血統から予想される適性とは逆の能力を見せていますね。やや高いトップスピードの質をどこまでも持続する、そんな感じの能力だと思います。

4着はサンライズアース、馬場が重ければ勝っていたかもしれませんね。捲りのタイミングとしてはドンピシャだったと思います。今日の馬場ではトップスピードの質で見劣りましたね。

5着はレガレイラ、ルメール騎手が大事に乗り過ぎた感じで、サンライズアースが動いたタイミングで、外に出していれば3着は確保したかも。いずれにしても今日の馬場では、初手の位置取りから届かなかったはずで、まさに運がなかった感じの負け方でした。中段よりも後ろからになるので、展開待ちは今後も続きそうですね。

馬券の方はハズレ、レガレイラを軸にしていたので、軸飛びでした。来週は鳴尾記念と安田記念の予定です。

コメント

  1. 浪速の予想士楽園ver より:

    サンライズアースに10万円行きました3連単も1.15-全頭マルチで600円持っていました、超軽視される評価がほとんどで1枠のおかげ、池添のおかげという評価ばっかりでこの記事の馬場が重ければ勝ってたかもしれませんという評価に馬券は外れたけど心救われました、これからも競馬予想頑張って下さい!

    • みやや より:

      浪速の予想士楽園verさん、コメントありがとうございます。
      サンライズアースの捲り、高速馬場で直線切れ負けしたところを見ると、有馬記念で買いたくなりますね(´∀`*)ウフフ