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<シャドウディーヴァ>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁで持続力は高い。
・前向き過ぎるところがあって、馬群の外だと掛かる。
”11月未勝利戦”ではスローバランスを中段から、直線は詰ったが馬群を割って伸びる、ドスローからのトップスピード戦になり瞬発力とトップスピードの高さを見せた。”フリージア賞”ではスローバランスを馬群の外で進めて掛かり気味、直線もバランスを崩しながらで伸びきれず3着、中盤迄掛かっていた。”フラワーC”ではスローバランスを中段の後ろから、最内を進めて折り合えたが直線は4着まで。”フローラS”ではスローバランスを中段の最内から、直線は詰ってL1でバテ差しハナ差2着、ここでもやや掛かり気味、詰まってから馬群を割る闘志は見せた。”オークス”では平均バランスを中段の最内から、直線はジリジリまで、疲労の影響かも。”ローズS”ではスローバランスを中段の前から、直線全く反応なく凡走、初輸送の影響だと思う。”秋華賞”では平均バランスを中段から、稍重で消耗戦になりバテ差し4着、直線入り口で狭くなり一瞬待たされているので、スムースだったら・・・。”2019年エリザベス女王杯”ではスローバランスを後方から、直線スムースだったが届かず、この時が休み明け3走目。”2019年常総S”では平均バランスをやや離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースににけだし押し切り。”2020年東京新聞杯”では平均バランスをやや離れた追走集団の中段やや後ろから、終始最内を回して直線スムースに伸びて2着まで。”2020年阪神牝馬S”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線伸びずに凡走。”2020年ヴィクトリアMではややスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2020年エプソムCでは不良馬場でハイペースバランスを後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2020年クイーンS”ではハイペースバランスをやや離れた追走集団の中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。”2020年府中牝馬S”では重馬場でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて2着。”2020年エリザベス女王杯”では平均バランスを離れた追走集団の中段から、4コーナーで詰まってしまい直線でも進路変更があり伸びなかった。
「東京新聞杯へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。
馬群割る闘志や瞬発力の高さなど、ハーツクライ産駒らしからぬ馬でヌーヴォレコルトに近い感じかな。フローラSでは内枠から中段の最内を進めたが、それでもやや掛かり気味だったので気持ちが前向き過ぎる感じ。直線詰まってしまい普通のハーツ産駒ならここでレースは終わるはず、ところがここから馬群を割って一気に伸びた、もちろんL1は11.5とバテ差しの形だが自身は11.2くらいは出ているはずで、持続力を発揮している。オークスでは平均バランスを中段やや前からレースをして、まずまずの結果だったので、心肺機能はまずまずのものを持っていると思う。フローラSからもトップスピードの質が高いとまでは言えないと思う、瞬発力はまぁまぁの物を持っているが、スムースに持続力を生かした方が良いと思う。
ローズSは初輸送、初右回りでレースにならなかったが、本番の秋華賞では栗東滞在でしっかり調整してきた。中段から進めたが直線入り口で狭くなり一瞬待たされてしまった、松山騎手の弱い部分が出てしまった感じ。前が空いてからの伸びは良かったのでスムースなら2,3着はあったと思う。2019年エリザベス女王杯では後方から凡走、休み明け3走目で疲労の影響が疑われる。2019年常総Sでは平均バランスを離れた追走集団の前からなので、自身はややスローくらいだと思うのでややロンスパと考えて良いと思う、これを3,4コーナー早目に捲り追い込みで押し切っている、その上L2最速戦で11.5だからまぁまぁのトップスピードの質を見せた。ただ直線入り口で手前を替えたタイミングだと思うが、体がやや左に流れているので右回りにはやや不安がある。2020年東京新聞杯では中段後ろからで最内を回りコースロスなく、直線は内から前がポッカリ空いてスムースに伸びたが2着まで、左回りで非常にスムースだったし2カ月の間隔空けでフレッシュだった。2020年阪神牝馬Sでは中段の後ろから進めて凡走、この時は輸送の影響があった感じ。
2020年ヴィクトリアMでは中段の後ろから、前残りのレースで出番なし。ただし似たような位置から進めたプリモシーンも8着なので、東京新聞杯と着差は同じような物、これを考えるとこの2頭の現状は同じような能力の可能性があり、東京新聞杯のその他の馬を見ると、大したメンバーではない。3着クリノガウディ―はマイルがやや長かった可能性があるし、サトノアーサーも骨折休養明け以降ピリッとしない、ダービー卿CTを勝ったクルーガーも8歳のキンカメ産駒で、相手関係を見ると疑問が出てくる。現段階で結論は出ないがあまり高い評価は禁物だと思う。2020年エプソムCでは不良馬場でハイペースバランスを後方から、3,4コーナー外を回して全く伸びず、クラス負けの危険が露呈したと思う。2020年クイーンSでは後方かから溜めての競馬で展開は合っていたが、休み明けの影響で伸びずに凡走した。2020年府中牝馬Sでは重馬場で2着、3,4コーナーから馬場の良い外目を通したし、左回りの適性も見せた。2020年エリザベス女王杯では中段の最内から、4コーナーでブレーキした上に直線でも進路変更を強いられて、伸びきれずに凡走。
この馬はノーザンF生産馬だがどうも休み明けがピリッとしない、フリージア賞では1番人気に支持されながら3着、道中掛かっていたし直線もバランスを崩していた。同じコースで行われたフローラSとは別馬のようだった。ローズSは休み明けだけでなく、初輸送の影響もあったと思う。疲労の影響が顕著に出たのが2019年エリザベス女王杯で全く良いところなく凡走、間隔空けず出走した常総Sを勝ち切っていることを考えると、肉体的な疲労よりも精神的な疲労の影響が大きいと思われる。輸送も懸念材料で、阪神牝馬Sでは2度目の輸送競馬だったが凡走した、輸送に慣れる可能性もああったが淡い期待だったようで、今後は関西圏のレースでは滞在競馬で買い、輸送では見送りで良いと思う。
好材料はコース適性で、昨年のこのレース2着でクラス負けの不安もないし、府中牝馬Sでも2着とこのコースとは好相性。輸送がない事も大きなプラス材料ですね。悪材料は休み明けで今回は3カ月弱の間隔、府中牝馬Sが2か月半の間隔で2着しているが、この時は重馬場でトップスピードの質を問われていない、斉藤誠厩舎は1流厩舎ではないので、この点は大いに不安。
適性:松
<トライン>・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。
”2019年多摩川S”ではスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて3着。”2019年清水S”ではスローバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2019年渡月橋S”では平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線外からスムースだったが3着まで。”2019年元町S”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。屈腱炎で休養。”2020年キタサンブラックM”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線外からスムースに差し切り。”2020年キャピタルS”では平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線外からスムースだったがL1で失速して凡走。
「東京新聞杯へ向けて」好材料:コース適性、間隔空け。 悪材料:クラス負けの危険。
<心肺機能について>現状では不明。
<パワーについて>2019年多摩川SではL2の坂を苦にせず3着、2020年キタサンブラックMでも府中の坂を苦にしていないので、パワーは十分にある。
<瞬発力について>2019年清水SでL2の加速に対応できなかった、横の並びでカリビアンゴールドの2馬身程後ろから直線に入ったが、ここで出し抜かれただけでなく、後ろからメイショウオーパスにも並ばれているので、スパッと加速した感じではない。
<トップスピードの質について>2019年多摩川Sではスローからの3F戦で3着まで、中段のやや後ろからスムースだったが捉えきれなかったので、トップスピードの質はまぁまぁ。2019年渡月橋Sでは1400へ短縮、平均バランスを中段やや後ろからで自身はスローバランスだったはずだが、上り33.9で届いていないのでトップスピードの質はまぁまぁまで。2020年キタサンブラックMでは外から差し切り、目立ったのはL3からL2で一気に前を捉えてきた。この2Fで10秒台を叩き出してきたので、トップスピードの質はやや高い。
<持続力について>2019年清水Sを見るとL2で瞬発力で見劣っているが、L1では減速率が大きいので4F戦は適性外だと思う。2020年キタサンブラックMが屈腱炎明けだが差し切り、この時は高速馬場で11.6から11.7の中緩みからの3F戦、これでL1はほぼ自身のラップで12.0は持続力を高くは評価できない。2020年キャピタルSでも平均バランスで中緩みがなかった、これでL2まではしっかり伸びたがL1で大きく失速したのは、持続力の足りなくなったためだと思う。
<その他について>2019年元町Sではスムースだったが伸びなかった、すぐ後ろに居たゴータイミングが直線詰まりながらも3着と、伸びても良さそうなものだが直線で一杯になっている。休み明け3走目で疲労の可能性が高く、ディープ産駒らしさが出たのだと思う。2019年元町S後に屈腱炎を発症、長期休養を挟んだキタサンブラックMで快勝しているので、脚元への懸念はない。
好材料はコース適性で、府中マイルは1-0-1-1と好相性。疲れやすいディープ産駒なので、2カ月の間隔空けも好材料で、この馬は非ノーザンF生産馬だが休み明けを苦にしない、フレッシュな方が良いタイプだと思う。悪材料はクラス負けの危険で重賞は初めて、昨年のこのレースは中緩みが有っての3F戦、一昨年は中緩みの無いややハイペースバランス、昨年の展開ならチャンスはあるが一昨年の展開では苦しいと思う。
適性:竹
<トリプルエース>・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。
”新馬戦”では稍重でスローバランスを中段の前から前半掛かっていた、3,4コーナー中目を回してL1バテ差す形で1着。”小倉2歳S”では重馬場でハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに進路が取れてバテ差し2着。”デイリー杯2歳S”ではスローバランスを中段から、直線入り口で待たされてからジリジリ伸びて4着、トップスピードの質はやや低い感じ。”2019年朝日杯FS”ではハイペースバランスを3,4番手先行、終始最内を回したがL2で一杯になり凡走。”ファルコンS”では重馬場でハイペースバランスを離れた追走集団の中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがジリジリまでで4着。”アーリントンC”では稍重でハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがⅬ1で一杯になり5着まで。”2020年知多特別”では平均バランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線詰まって4着。”2020年2勝クラス”ではハイペースバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに抜け出し1着。”2020年サンタクロースH”ではハイペースバランスを離れた追走集団の中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて差し切り。”2021年京都金杯(中京)”ではややスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
「東京新聞杯へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、初輸送。
新馬戦では稍重でスローバランスをバテ差す格好で勝ち切った、直線での反応がイマイチだったので瞬発力やトップスピードの質は高くないと思う。小倉2歳Sは重馬場でハイペースバランス、これをバテ差しているので心肺機能は見せていないがで持続力の高さは見せた。デイリー杯では直線入り口で待たされてしまったが、コースが空いてからもジリジリとしか伸びずに4着までだった、トップスピードの質と瞬発力は低いと思う。2019年朝日杯FSではかなりのハイペースバランスを3,4番手で先行したが、L2で一杯になり凡走した、かなりのハイペースで心肺機能で苦しくなった。
ファルコンSはハイペースバランスからの中緩みができ、L2最速戦になっている。このL2部分ですぐ前に居た1着シャインガーネットに引き離されているので、瞬発力の低さを見せてしまった。L1ではジリジリと詰めてきているので、持続力はまぁまぁの物を見せた。アーリントンCではハイペースバラスを中段の前からで、L1一杯になってしまったのは朝日杯と同じ、心肺機能が低い為にハイペースバランスを先行してしまうと粘れない。2020年知多特別では平均バランスを中段の前から、直線で前が壁になる酷い騎乗で4着まで、再加速に手間取っているし瞬発力の無さを見せたが、ここでもⅬ1ではジリジリ詰めているので持続力と、まぁまぁの心肺機能を見せた。
中京2勝クラスではハイペースバランスを中段からで自身は平均くらい、これでバテ差しで1着と展開が合っていた。自身平均くらいでバテ差しか先行押切が勝ちパターンだと思う。2020年サンタクロースHでは離れた追走集団の中段やや前からで、自身はスローバランスだった。中緩みで取り付き直線スムース、L2最速11.4に対して自身は11.0くらいを出している、下り坂区間で瞬発力が補えた可能性が高い。2020年京都金杯(中京)ではややスローバランスを中段やや後ろからで、直線スムースだったが当然のようにトップスピードの質で見劣り凡走した。
知多特別と朝日杯やアーリントンCとの比較では、ハイペースバランスを先行すると心肺機能は持たないが、平均バランスなら持つのだと思う。サンタクロースHでL2最速11.4を自身は11.0くらいを出している、一見瞬発力が高く見えるが、この区間は下り坂なので対応できた可能性が高い。これはファルコンSでL2の加速で見劣ったことと比較してのこと。適性の幅がやや狭い感じで、心肺機能は高くないのでハイペースバランスを先行出来ないし、トップスピードの質も高くないのでスローバランスでは差し切れない。
好材料は距離適性で、サンタクロースHでマイルを快勝している。悪材料はクラス負けの危険で、古馬混合重賞では前走金杯で8着、世代限定戦でも小倉2歳Sの2着までなので、このクラスでは不安。サンタクロースHを勝っているが。この時はL3からL2まで下り坂だったので、展開次第ではコース適性が合わない可能性がある。関東圏へは初めての輸送なので、この点もやや不安。
適性:竹