<フォルコメン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
秋風S | 11着 | 平均バランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。 |
キタサンブラックM | 13着 | 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線前の馬がフラフラして伸びずに凡走。 |
節分賞 | 5着 | スローバランスを逃げて5着、L2ですぐ後ろに居たオールイズウェルにあっさり交わされたので、トップスピードの質で見劣り。 |
桑名S | 2着 | スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。 |
納屋橋S | 1着 | スローバランスを逃げて快勝。L2でまぁまぁの瞬発力を見せた。 |
総評 | ||
節分賞では逃げてスローからの3F戦にしたが、L2であっさり交わされているので、トップスピードの質で見劣り。桑名Sではスローバランスで、これは1F目が遅かったからで中緩みのない一本調子のペース、これで2番手先行から4コーナーで早目先頭から押し切る寸前に差された。心肺機能と持続力の高さを見せた、この時は休み明けでマイナス22㎏、舌ペロもしていたので本調子ではなかったはず。納屋橋Sではスタートでは中段の前に居たが、ペースが遅いと見るや3F目で先頭に立ち押し切り、L2でまぁまぁの瞬発力も見せている。
休み明けは騎手を選ぶ。 |
「富士Sへ向けて」好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
好材料は距離適性でマイルは好相性、府中でも未勝利戦を勝っているし八丈島特別で2着がある。休み明け2走目も好材料で、この馬は社台F生産馬なので休み明け2走目は上積みが期待できる。悪材料はクラス負けの危険で、前走3勝クラスを勝ったばかり、ただ3着のウイングレイテストに0.4秒差なので対応できるかもしれない。これまでのレース振りを見ると、レースレベルが上がった方が良さが出そうなので、格上げ戦は不安よりも期待が上回る。
適性:竹
<ラウダシオン>・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・距離変更で好走する。
”新馬戦”ではハイペースバランスを3番手先行、3,4コーナー外を回して直線押し切り。”小倉2歳S”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー外から直線も外から伸びて3着。”もみじS”ではややハイペースバランスを中段から、直線外から差し切り1着。”2019年朝日杯FS”ではハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが凡走、トップスピードの質で見劣り。”クロッカスS”ではスローバランスを逃げ切り。”ファルコンS”では重馬場でハイペースバランスを離れた追走集団の中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが差されて2着。”2020年NHKマイルC”では平均バランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。”2020年富士S”ではハイペースバランスを追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて2着。”2020年マイルCS(阪神)”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年シルクロードS”ではややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年高松宮記念”では重馬場でややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年京王杯SC”では平均バランスをやや離れた追走集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。”2021年安田記念”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年セントウルS”ではハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
「富士Sへ向けて」好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:近走の不振。
新馬戦ではハイペースバランスを先行して3、4コーナー外を回しながら直線差し切ったので心肺機能の高さを見せているし、持続力もまあまあのものを見せた。小倉2歳ステークスが重馬場でハイペースバランスを後方から進め、3、4コーナーで外を回して直線も外から伸びて3着まで、重馬場でのトップスピードの質を見せたがこれを良馬場で出せるかどうかは不明。この時の2着がトリプルエースで後方から同じ位置で直線に入ったが、トリプルエースは3、4コーナーで中目を回した分だけ、距離ロスがなかったので同じコースを通っていた場合はもっと差がなかったと思う。もみじSでは中段からの差し切り1着だったが、この時も不良馬場だったので良馬場でのトップスピードの質は未知数。2019年朝日杯FSではかなりのハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線に入ったが、外から2着タイセイビジョンにあっさり交わされているので、トップスピードの質で見劣った。
トップスピードの質で見劣ったのはファルコンSでも同じで、この時は重馬場だったが馬場は軽く1:21.3の決着、シャインガーネットに差されているので、トップスピードの質を問われると脆い。この時はハイペースバランスだったが、離れた追走集団の中段の前からで、自身は平均かややスローだったはずなので、怖がらずにガンガン先行してしまった方が良さそう。NHKマイルCではミルコが怖がらずに先行させて押し切った、馬場読みと馬の能力をしっかりと把握した素晴らしい騎乗で、高速馬場だったこともあり1F誤魔化せた感じ。2020年富士Sでは追走集団の前からで、L1までしっかり伸びたが差されて2着だった。後ろからヴァンドギャルドに差されているので、トップスピードの質はまぁまぁ。2020年マイルCS(阪神)ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で失速している、負け過ぎの感もあるので距離の可能性が高い。
2021年シルクロードSでは中段の前から進めたが3着、直線入り口では2馬身程後ろに居たシヴァージに、トップスピードの質で完全に見劣ったので、ここでもトップスピードの質が低いことを見せた。2021年高松宮記念では前走から同距離、リアルインパクト産駒で距離変更待ち。2021年京王杯SCでは平均バランスをやや離れた追走集団の前から、L2で11.0くらいを出して差し切ったのでトップスピードの質はまぁまぁの物を見せた。距離変更で好走するパターンが確立、加えて調教のタイムは無視して良い。2021年安田記念では直線早々に失速、疲労の可能性が疑われる。2021年セントウルSでは中段のやや前から凡走、休み明けはピりとしないタイプだが、それにしても負け過ぎの感がある。
好材料はコース適性で、昨年のこのレースで2着、NHKマイルCで1着好相性。今回は休み明け2走目、この馬は社台の白老F生産なので休み明けはピリッとしない、前走も良くなかったし宝塚記念は重馬場も合ったが2カ月の間隔で凡走した。シルクロードSも2カ月の間隔で3着とピリッとしなかったので、一叩きされて上積みが見込める。悪材料は近走の不振で、安田記念、セントウルSと二桁着順。セントウルSは休み明けだったし、安田記念は休み明け3走目、加えて〇✕血統の可能性があり凡走の番だった。一応言い訳は立つので巻き返す可能性は十分になる。
適性:松
<ロータスランド>・心肺機能はやや高い、パワーはある、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
”新馬戦”ではスローバランスを2番手先行、L2から追い出して押し切り。”もみじS”では不良馬場でややハイペースバランスを2,3番手先行、直線L2から追い出して2着、外から勢いを付けてきたラウダシオンにトップスピードの質で見劣った。”2019年阪神JF”ではハイペースバランスを2番手先行、直線入り口で一杯になり凡走。”2021年2月1勝クラス”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。”2021年3月1勝クラス”では稍重でややスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年須磨特別”では稍重でスローバランスを2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年米子S”では重馬場でややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年中京記念(小倉)”ではスローバランスをやや離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが5着まで。”2021年関屋記念”では平均バランスを2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。
「富士Sへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、クラス負けの危険。
サンプルが少なく不明な点が多いが、それも2戦とも福永競馬をしているので持続力が高いのかどうかが分からないんだよね~。もみじSで不良馬場をややハイペースバランスで先行して2着だから、持続力は高そうだけど上がり3Fが36.0ではなんとも・・・。血統的には父系も母系もアメリカ型なので、ダートや芝でも短距離で良さが出そうだけど、これもやってみないと分からない。2019年阪神JFではハイペースバランスを2番手先行、直線入り口で一杯になっているのでこの距離では心肺機能が持たないと思う、1200で見直しかも。
2021年2月阪神1勝クラスではスタート良かったが下げて中段から、直線ではL2で逃げ馬に引き離されたが、L1でジリジリ伸びてきたので、パワーと持続力を見せた。2021年3月1勝クラス稍重でトップスピードの質が問われず、パワーと持続力で快勝した。この時は中段の前から進めたことも良かったはず。須磨特別では稍重だったが高速馬場、2番手先行から3F戦を抜け出し下り坂を利用してトップスピードの質を誤魔化せた。2021年米子Sでは重馬場でややハイペースバランス、自身は平均くらいで心肺機能の高さを見せたし、持続力とパワーも見せた。2021年中京記念(小倉)で弱点を曝け出してしまった、この開催の小倉は異様な高速馬場で、スローバランスを容認した騎手のペース認識の悪さに足を引っ張られた。これでL4から11秒台の半ばを連発する展開になり、トップスピードの質で見劣った。特に下り坂がなかったことでスピード負けした格好で、L1でもバテていないので距離適性は1800mまで持つはず。2021年関屋記念ではスロー気味の平均バランスを先行して押し切り、前優位の流れだったがクラス負けの危険も覆して快勝した。トップスピードの質は見せていないが、持続力の高さは見せた。
好材料は距離適性で、前走の関屋記念だけでなく米子Sも勝っているので好相性。悪材料は初輸送で新潟は栗東から近いので問題なかったが、府中への輸送をこなせるかどうか。クラス負けの危険もあって、前走の関屋記念を勝っているが2着以降がカラテ、ソングライン、マイスタイルなのでローカル重賞を勝ったからと言って高評価は出来ない。
適性:竹
<ワグネリアン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。
”弥生賞”ではスローバランスを中段から、L2でダノンプレミアムのスパートに反応できず2着。”ダービー”ではスローバランスを先行して、長くいい脚を使って1着、金子オーナーに助言されたか?。”神戸新聞杯”ではスローバランスを中段から、3F戦を持続力で1着、この時休み明け。”2019年大阪杯”ではスローバランスを中段の最内から、3,4コーナーロスなく回って直線も内が空いて流れ込み3着、持続力を見せた。”2019年札幌記念”では平均バランスを離れた追走集団の前から、直線スムースだったが伸びず4着、両前脚を落鉄していた影響。”2019年天皇賞(秋)”ではスローバランスを中段やや後ろから、直線外からスムースだったが届かず5着、後ろからユーキャンスマイルに差されているのでトップスピードの質で見劣ったが、7枠からで終始外を回された分はロスが大きかった。”2019年ジャパンC”ではややハイペースバランスを中段やや前から、直線入り口でウィンテンダネスが下がった煽りを受けて、外に出してから追い出して3着まで。”2020年大阪杯”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びず。”2020年宝塚記念”では稍重でハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線伸びずに凡走。”2021年京都記念”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年大阪杯”では重馬場でハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回したが4コーナーで一杯になり凡走。
「富士Sへ向けて」好材料:・・・。 悪材料:初距離、近走の不振。
東スポ杯2歳Sでハイペースバランスを離れた追走集団のやや後ろから、先頭から2秒ほど離れた位置だったので自身は平均バランスくらい、これを後半の800m46.1で纏めていて全体では1800mを1:46.6と2歳の重賞としては内容のあるレースだった。当日は超高速馬場というわけではなく、同日の10RユートピアS古馬1600条件で、レッドアヴァンセがマイルで1:34.7だったので、この辺りとの比較でも好評価で、心肺機能、持続力の高さを見せたレースだった。瞬発力の低さは弥生賞でダノンプレミアムの加速に反応できなかったし、ダービーは勝ったが先行したので、持続力の高さは見せたが、トップスピードの質は高くはないと思う。神戸新聞杯でもエタリオウのトップスピードには見劣ったからね。瞬発力以外は高いレベルで揃っているし、ダービーからは前目のポジションを取れるようになった為、成績が安定してきた。使い詰めは良くないタイプのようで休み休みのレースだが、ノーザンF生産馬なので外厩をフル活用して仕上げられることで休み明けの不安はない。
2019年休み明けの大阪杯で3着に好走、この時は終始最内を回すロスない競馬で、直線も明らかに内優位だった、それでも持続力とパワーは見せたし、休み明けでも走ることは実証した。2019年札幌記念は両前脚の落鉄の影響で4着、僅差だったし落鉄のアクシデントを考えれば好走と言ってと思う。ダービーからスタートが安定してきたことで、前目のポジションを取れるようになった、これで成績が安定しているし、トップスピードの質よりも持続力を生かせる展開になったことも大きいと思う。2019年天皇賞(秋)では外枠に入ってしまい終始中段やや後ろの外からになり、直線もトップスピードの質で見劣り5着までだった、ロスが大きかったがトップスピードの質では勝負できないことがはっきりした。2019年ジャパンCでは重馬場を中段やや前から、スタート直後にウィンテンダネスを前に入れてしまい、直線入り口でウィンテンダネスが下がってきたあおりを受けて、外に出す大きなロスから追い出しが遅れて3着までだった、重馬場でも走れる適性を見せたが、トップスピードの質では勝負できないことを改めて見せた。
2020年大阪杯では中段の最内から進めるも、直線で伸びずに凡走。結果論だが前で決まっているレースなので、序盤で1着ラッキーライラックに、ポジションを譲るように下げたことが大きな敗因だと思う。2020年宝塚記念では2番手先行、ハイペースバランスになり直線で失速した。この時は自身もハイペースバランス、2019年ジャパンCでは自身平均くらいだったので、宝塚記念では心肺機能が要因で直線失速した可能性が高いと思う。トップスピードの質では勝負しない方が良いので、道悪で中段辺りから進めた時の激走待ち。2021年京都記念では中段の後ろからで届かず凡走、スタートで前に付けないと今のトップスピードの質では苦しい。2021年大阪杯では重馬場で中段の前から、4コーナーで一杯になったのでかなり力が落ちている。喉鳴りの手術後2走目だったがこの結果は印象が悪い。
好材料はなし、悪材料は初距離でマイルに対応できるかどうか。お婆ちゃんがブロードアピールなので短い方が良いと思うが、いきなりマイルらしい流れになると追走で一杯になってしまうかも。近走の不振は喉鳴りの手術でも良くならなかったし、なまじスタートが良いので前に行ってしまうと、かえって心肺機能で苦しくなりそう。
適性:梅