2022年エリザベス女王杯 全頭評価。その5。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ホウオウエミーズ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
2022年愛知杯 15着 スローバランスをスタートやや遅く挟まれてしまい後方から、3,4コーナー内目を回して直線詰まって凡走。
スピカS 1着 稍重でスローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2022年福島牝馬S 6着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
2022年マーメイドS 16着 平均バランスをスタートやや遅く中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年新潟牝馬S 1着 稍重でスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3コーナー手前で中段のやや前かに上がり4コーナーでも中目をスムース、直線進路変更して抜け出し押し切り。
2022年愛知杯ではスタートがやや遅く、左右から挟まれてしまい後方から。直線で馬群に突っ込む謎騎乗で凡走。スピカSではスローからの5F戦を先行押し切り、L1は12.6迄落ちているが持続力を見せた。2022年福島牝馬Sではハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目をスムースだったが、すぐ前に居たアナザーリリック1着に見劣り凡走。L2でルビーカサブランカに外から前に出られているので、トップスピードの質で見劣り。

2022年マーメイドSでは直線入り口で内から1発もらってしまい、怯んだようにやめてしまい凡走。2022年新潟牝馬Sではスタート五分に出て中段のやや後ろから、3コーナー手前で中緩みを利用して中段のやや前に上がり、直線では1回進路変更してから抜け出し押し切り。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料は距離適性で、前走の新潟牝馬Sで2200mを1着なので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、重賞では全く良いところがないので、GⅠでは苦しいと思う。

適性:梅

ライラック 特性 ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名

(ペース)

着順

(馬場状態)

内容
新馬戦

(スローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタート良く中段の前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 持ったままスムースに押し切り圧勝。
京都2歳S

(スローバランス)

8着(良) スタート~道中 スタート五分に出て中段から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
フェアリーS

(平均バランス)

1着(良) スタート~道中 スタート遅れて後方から。
3,4コーナー 外から捲り上がって4コーナーでは先頭から3,4頭目。
直線 スムースに差し切り。
桜花賞

(ややスローバランス)

16着(良) スタート~道中 スタートで遅れて後方から。
3,4コーナー 中目を回してスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
オークス

(スローバランス)

11着(良) スタート~道中 スタートやや遅く中段の後ろから。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
紫苑S

(スローバランス)

3着(良) スタート~道中 スタート五分に出て中段から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースだったが3着まで。
秋華賞

(ややスローバランス)

10着(良) スタート~道中 スタート五分に出て後方から。
3,4コーナー 外目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
京都2歳Sでは凡走、この時は初輸送でマイナス10㎏、体調万全ではなかった可能性が高い。フェアリーSではスタートで遅れて後方から、中緩みで捲り上がり、自身は5F戦くらいになっている。これで直線も外からスムースに押し切ったので、持続力の高さを見せた。2022年桜花賞ではややスローバランスを、スタート出遅れて後方から。内・前優位の馬場で3,4コーナー中目を回してしまい、直線全く伸びなかった。4コーナーではサークルオブライフの後ろからで、直線全く付いて行けなかったので、トップスピードの質で見劣り。

オークスではスタートやや遅く中段の後ろから。バテ差しの展開にならず凡走。紫苑Sではスローからの4F戦を中段から、3コーナーで無理をせず一旦後方まで下がり、直線バテ差す形で3着まで持ってきた。秋華賞ではスタート五分に出たが下げてしまい後方から、3,4コーナー外から捲り上がったが、直線でプレサージュリフトに差し返されているので、トップスピードの質が高くないことを見せた。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で、GⅠでは二桁着順で全く勝負になっていない。特にミルコが乗ると出遅れることが多いので、展開次第で届かない可能性が高くなる。

適性:梅

ルビーカサブランカ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
大宰府特別 4着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。前に居た馬に上がり33秒台を使われてしまったので届かず。
2勝クラス 1着 稍重でスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。スローからの4F戦でL1で一気に差し切ったのでパワーと持続力を見せた。
美浦S 2着 スローバランスを離れた追走集団の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。スローからの3F戦で外を回した分だけ届かず。
シドニーT 3着 稍重でスローバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して差されて3着まで。スローからの5F戦で消耗戦になりそうなものだが、L1でも11.8なのでトップスピードの質で見劣り。
五稜郭S 3着 稍重でスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。この時は出遅れ。
ユートピアS 3着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが届かず3着まで。トップスピードの質でやや見劣り。
オリオンS 1着 平均バランスをやや離れた追走集団の中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。持続力の高さを見せた。
2022年愛知杯 1着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて差し切り。持続力を見せた。
2022年中山牝馬S 6着 スローバランスを出遅れ後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず凡走。トップスピードの質で見劣り。
2022年福島牝馬S 5着 ハイペースバランスをスタートでやや立ち上がってしまい後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず5着。
2022年マーメイドS 7着 ややスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年クイーンS 4着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。
大宰府特別ではスローからの5F戦になり、前に居た馬に33秒台の上りを使われて届かず、展開合わずでこのコースでは仕方ない負け方。美浦Sではスローからの3F戦で、レースのL3から11.5-11.5-12.2なので、L3とⅬ2では差を詰めていない、このことからトップスピードの質はまぁまぁ、持続力とパワーは高いものを見せた。ユートピアSではスローからの5F戦で、馬場を考えると実質3F戦になり切れ負け、直線入り口ですぐ後ろに居たラルナブリラーレに差されているので、トップスピードの質で若干見劣った。

オリオンSではやや離れた追走集団の中段のやや後ろから、このレースは4F戦だがL1標識まで逃げ馬のラップ、メイン集団も4F戦だがラップは更に速かったはずで、11秒台半ばくらいを連発している。これを中目を回してねじ伏せているので、パワーと持続力を見せた。直線入り口で内から激しく当てられたが、怯まなかったので牝馬ながら相当な闘志を見せた。

2022年愛知杯ではスローからの4F戦、直線内がポッカリ空いてスムースに差し切り。L1が12.0で持続力を見せたが、この時は52㎏で斤量に恵まれていた。2022年中山牝馬Sではスローからの5F戦で届かず、まずスタートで立ち上がってしまい出遅れ、若干リカバリーして中段の後ろから進め、3,4コーナーは外目から直線はスムース、0.2差なので持続力は見せたが、直線入り口ですぐ前に居たクリノプレミアムにL2で見劣り、L1では後ろからテルツェットに差されているので、トップスピードの質で見劣り。

2022年福島牝馬Sではスタートでやや立ち上がってしまい後方から、3,4コーナーですぐ前に居たアナザーリリックと同じ上がり3Fなので、持続力は見せたが後ろからだと届かない。2022年マーメイドSではスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナーで馬場の悪い中目を回したので伸びずに凡走。2022年クイーンSでは3コーナー過ぎから前のサトノセシルと一緒にショート捲り、直線入り口では手前を替えるのに手間取ったのか、サトノセシルに引き離されてしまい4着まで。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、条件戦だがオリオンSで同コース快勝、2勝クラスも阪神内回りで勝っているので、コース適性と距離適性は良い。悪材料はクラス負けの危険で、GⅢの愛知杯を勝っているが52㎏で、2着マリアエレーナに1㎏、3着のデゼルには3.5㎏貰っていた。その後は牝馬限定重賞で善戦するが3着以内がないので、このクラスでは厳しいはず。

適性:梅

ローザノワール ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。

レース名 着順 内容
2021年谷川岳S 8着 スローバランスをスタートのタイミングが合わず少頭数の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
2021年クイーンS 6着 平均バランスを逃げたがL1で一杯になり6着。トップスピードの質を問われない展開に持ち込めたが、それでも芝ではスピード不足。
2021年府中牝馬S 11着 スローバランスを逃げて凡走。スローに落としてしまったので、スピード負けした。
2021年ディセンバーS 1着 スローバランスを押して押して逃げ切り。
2022年中山牝馬S 13着 スローバランスを押して押して逃げたが凡走。
2022年ヴィクトリアM 4着 平均バランスを逃げて4着。
2022年クイーンS 3着 スローバランスを逃げて3着。
2022年府中牝馬S 15着 平均バランスを逃げて凡走。
ダートでは平均バランスのフィリピンTでボロ負け、ややスロバランスの内房Sでは逃げ切りと、心肺機能は期待できない。谷川岳Sでは直線入り口ですぐ前に居たミラアイトーンに離されたので、トップスピードの質も期待できない。2021年クイーンSでは逃げたが6着、芝では逃げても苦しいと思う。2021年府中牝馬Sでは逃げたが凡走、前走に比べてペースを押さえたので、このクラスではスピード負けしてしまった。

2021年ディセンバーSではスタート五分に出て、押して押して逃げ体勢。中緩みからの3F戦に持ち込み押し切り、この時は54㎏で恵まれた斤量だったし、相手も弱かった。2022年中山牝馬Sではスタート五分から押して押して前に行ったが逃げられず、スローからの5F戦になってL2で一杯になった、持続力はまぁまぁまでだがこの時は休み明け。2022年ヴィクトリアMで平均バランスを逃げて4着、楽に逃げられたがコース適性もあったのかも。

2022年クイーンSではスローの逃げに持ち込み3着、スローからのロンスパが好走パターン。2022年府中牝馬Sでは平均バランス逃げて凡走、スタート遅くリカバリーで脚を使ったし、心肺機能でも見劣り。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:なし。 悪材料:距離適性。

好材料はなし、悪材料は距離適性で、2200mは初めてだし芝2000mも未勝利戦10着と不安。前走スタートやや遅れ無理やり逃げたが、ペースが速過ぎて自滅したので、騎手のペース認識には大きな不安がある。同型が居ないようなのでスタートさえ無難にこなせば、無理せずハナに立てると思うので、距離さえ持てば逃げ粘りもあるかな~・・・。

適性:梅