2023年AJCC 全頭評価。その3。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ノースブリッジ 特性 ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名

(ペース)

着順

(馬場状態)

内容
ラジオNIKKEI賞
(ややスローバランス)
3着(稍)
スタート~道中
スタート五分に出て逃げ体勢、やや掛かり気味。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったが3着まで。
セントライト記念

(ややスローバランス)

10着(良) スタート~道中 五分に出て逃げ体勢だったが、1コーナーで控えて中段の前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 前が壁になり凡走。
tvk賞
(ハイペースバランス)
1着(良)
スタート~道中
スタート五分に出て大きく離れたメイン集団の前から。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースに抜け出し押し切り。
ウェルカムS

(スローバランス)

12着(良) スタート~道中 スタートで立ち上がり後方から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
アメジストS
(スローバランス)
1着(稍)
スタート~道中
スタート五分に出て逃げ体勢、やや掛かり気味。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースに押し切り。
2022年エプソムC

(スローバランス)

1着(重) スタート~道中 五分に出て中段の前からやや掛かり気味。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースに抜け出し快勝。
2022年毎日王冠
(平均バランス)
5着(良)
スタート~道中
スタートで遅れて中段の後ろから。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったが伸びずに凡走。
2022年天皇賞(秋)

(ハイペースバランス)

11着(良) スタート~道中 離れたメイン集団の中段の前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
ラジオNIKKEI賞ではやや掛かり気味に逃げて3着、スローからの3F戦でL2で1着ヴァイスメテオールにトップスピードの質で見劣り。セントライト記念ではスタート五分に出て1コーナー手前まで逃げ体勢、掛かっていたので1コーナーで外から来られたタイミングで控えて中段の前に。直線では前が壁になっていたが、空いたタイミングで反応できなかったので瞬発力の低さを見せた。

tvk賞ではスタート五分に出て大きく離れたメイン集団の前から、自身はスローバランスで心肺機能は見せていない。L4からスパートしているので持続力の高さを見せた。ウェルカムSではスタートで立ち上がってしまい後方から、直線スムースだったが伸びなかったのでトップスピードの質が高くないことを見せた。アメジストSでは掛かり気味に逃げ押し切り、スローからの3F戦でL1が12.2迄落ちるラップなので持続力を生かせた。

2022年エプソムCでは重馬場でスローバランスを中段の前から、ペースが遅くやや掛かり気味だったが3コーナーでは折り合えた。直線はスムースに抜け出し快勝、トップスピードの質を求められなかったので好走できた感じ。2022年毎日王冠ではスタートが2度、2度ともゲート内で暴れて出遅れてしまい中段の後ろから。直線スムースだったが届かず凡走したので、トップスピードの質で見劣り。2022年天皇賞(秋)ではメイン集団の中段の前でスローからの3F戦に付き合ってしまい、トップスピードの質で見劣り凡走。

<この馬は外厩を使わず、間隔を空けても在厩で調整される>

「AJCCへ向けて」好材料:なし。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料は距離適性でセントライト記念で10着、青葉賞で13着と2000mを超えてしまうと良くない感じ。セントライト記念は直線コースが無くなってしまったので度外視しても良いが、青葉賞ではスムースだったがⅬ2で一気に失速したので、距離の可能性が高いと思う。重馬場のエプソムCを勝っているが、毎日王冠と天皇賞(秋)では勝負になっていないので、相手次第だがこのクラスでは苦しい感じ。

適性:梅

<バビット>・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

”新馬戦”では平均バランスを押し出されるように逃げてL2最速戦で2着。”阪神未勝利戦”では平均バランスを2,3番手先行、3,4コーナー最内を回して直線スムースだったが差せずに2着。”福島未勝利戦”では平均バランスを並んで逃げて押し切り。”早苗賞”ではスローバランスを逃げ切り。”ラジオ日経賞”では稍重で平均バランスを逃げて圧勝。”2020年セントライト記念”ではスローバランスを逃げ切り。”菊花賞”ではスローバランスをやや離れた2番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがL1で一杯になり凡走。”2020年有馬記念”ではスローバランスを逃げて凡走。”2021年中山記念”では平均バランスを逃げて凡走。”2022年オールカマー”ではスローバランスを逃げて4着。”2022年天皇賞(秋)”ではハイペースバランスを離れたメイン集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。

「AJCCへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。

<心肺機能について>ラジオ日経賞では平均バランスを逃げて圧勝しているので、心肺機能はやや高い。

<パワーについて>福島の坂も克服しているので、パワーは十分ある。

<瞬発力について>福島未勝利戦ではL2で出し抜くだけの加速を見せているので、瞬発力はまぁまぁ。

<トップスピードの質について>阪神未勝利戦では2,3番手先行だったが、差せずに2着なのでトップスピードの質は期待できない。2022年天皇賞(秋)ではメイン集団をコントロールして、スローからの3F戦にしてしまいトップスピードの質で見劣り凡走。

<持続力について>早苗賞では逃げて4F戦を押し切っているので、持続力は高い。ラジオ日経賞でも4F戦に持ち込んで圧勝。2020年セントライト記念では超スローバランスを逃げて押し切り、誰も競ってこない楽な逃げだったが、後半L5から11秒台に入るロンスパを押し切ったので持続力の高さは見せた。L2,L1ではかなり落としているが、この時は良馬場表記だが重馬場以上に時計の掛かる馬場だったので、評価は変わらない。2022年オールカマーでは屈腱炎で長休明け、スローバランスだが絶妙なペースで逃げて、馬場の助けもあり4着は好走と言って良いと思う。

<その他について>この馬は非ノーザンF生産馬だが福島未勝利戦が休み明けで圧勝、意外にも休み明けを苦にしないかもしれない。ラジオ日経賞では逃げて圧勝したが、ハンデ戦で53㎏、この時は51~54㎏の範囲だったので軽ハンデとは言えないが、絶対的な斤量は軽かった。2020年セントライト記念では良馬場表記だが重馬場並みの馬場で逃げ切り、特にこういうトップスピードの質が問われない馬場を得意としているサトノフラッグを0.3秒ちぎったのは高評価。

菊花賞では先行したがL1で一杯になり凡走、マイナス12㎏で体調イマイチだった。2020年有馬記念では逃げて凡走、前半のペースが遅過ぎて後半のロンスパに対応できなかった、ラジオ日経杯が稍重だがタイムが良いので、軽い高速馬場の方が合っている感じ。2021年中山記念では離して逃げて凡走、一緒に逃げたウインイクシードが3着なので、3歳秋以降の成長が出来ていない可能性が高い。<2021年中山記念後に屈腱炎>

好材料はコース適性で、2走前のオールカマーが0.5差4着、3着のウインキートスから0.1差なので、長休明けを考えれば上出来だし、相手関係を考えればクラス負けの危険も低い。セントライト記念で快勝しているのでコース適性は良い。悪材料は休み明けで、オールカマーで長久明け4着なので悪くはないが、1流厩舎ではないししっかり仕上げられるか不安はある。

適性:竹+

ブラックマジック ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は不明。    

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
迎春S 1着 スローバランスをスタートやや早く3番手先行、L5標識から先捲りに行き、3,4コーナー内目を回して直線スムースに押し切り。
2021年七夕賞 8着 稍重でハイペースバランスをスタートやや早く3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2021年ケフェウスS 4着 重馬場でスローバランスをスタート五分に出て中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに4着。
2022年カシオペアS 7着 スローバランスをスタートやや早く3,4番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年アンドロメダS 6着 ややスローバランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
迎春Sではスローバランスをスタートやや早く3番手から、前半がかなり遅かったことでL5標識から先捲りに行き押し切り。パワーと持続力を見せた。2021年七夕賞では稍重でハイペースバランスを3番手先行、自身もハイペースバランスに入っていたはずで、4コーナーで一杯になったので心肺機能で見劣り。2021年ケフェウスSでは重馬場でスローバランスを中段から、4コーナーで中目からジワっと上がり、直線スムースだったが4着まで。重馬場だったがトップスピードの質で見劣り。

2022年カシオペアSではスローバランスを3,4番手先行、スムースだったがトップスピードの質で見劣り凡走。2022年アンドロメダSではスローからの4F戦で凡走、トップスピードの質で見劣り。

「AJCCへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、条件戦だが迎春Sで同コースを勝っている、この時の2着がウインキートス、3着がデゼル、5着クラヴェルで共に同斤量だった。悪材料はクラス負けの危険で、OPに上がってから3着以内無し。上記したように迎春Sでは重賞で好走している相手に勝ち切っている、ただこの馬は心肺機能が低く、トップスピードの質も低いという適性の幅が狭いタイプ。迎春Sのように前半がスローで、上りの時計が掛かる時に嵌ると思う。

適性:竹