2019年中山牝馬S 予想。


まず過去5年複数回3着以内に来ている種牡馬は、ハーツクライ2回、マンハッタンカフェ2回、ディープインパクト2回、キングカメハメハ2回です。ただし2014年馬場改修後はハーツ2回とマンカフェ2回ですので、あまり種牡馬は意識しなくてもいいかもしれませんね。展開はL2最速戦が4回、4F戦が1回です、ペースは近3年はスローバランス、ハイペースバランスと平均バランスが1回ずつ。

ハンデ戦なので斤量についても一つだけ、56㎏を背負ったのは6頭居て、好走した馬はマジックタイムとルージュバックの2頭だけ、この2頭には牡馬混合の重賞を勝った共通点がありました。着外の4頭は牡馬混合重賞の勝ち鞍なし。今年該当するのはアドマイヤリードですが、牡馬混合重賞は勝っていません、OPはディセンバーSを勝っているのですが・・・。

◎ミッキーチャーム

○フローレスマジック

▲カワキタエンカ

△ランドネ

★ノームコア

☆フロンティアクイーン

Xウラヌスチャーム

Xアドマイヤリード

3連複 ⑬=①②③⑥⑦⑨⑪=①②③⑥⑦⑨⑪  21点

馬場状態ですが木曜にまとまった雨が降っていますが、金曜は朝から晴れて気温も上がりました。金曜午前の段階で稍重の発表なので明日には良馬場に回復していると思います。先週も似たような感じで雨が降りましたが、良馬場で高速馬場まで回復しているので、今週も標準やや高速馬場と想定しています。

展開はカワキタエンカが逃げを主張、問題はランドネの位置ですね、まさかカワキタエンカをベタマークするとは思えないので、離れた2番手だと思います。外からミッキーチャーム、内にクロコスミア、ノームコアは前走のイメージを引っ張るとやや後ろからになりそう。外からウィンファビラスがどこまで上がれるか、内はアドマイヤリードが出たなり、フロンティアクイーン、ウラヌスチャーム、ワンブレスアウエイも大外なのでポジションは苦労しそうですね。後方からデンコウアンジュ、フローレスマジック、レイホーロマンスという並びを想定。

ポイントその1、カワキタエンカのペース。前走のターコイズSではアホみたいなハイペースで逃げて凡走しています、つまり池添騎手は自身がどれくらいのペースで走っているのか分からないのでしょう。こうなると今回適正なペース、800mを46秒台で逃げられるかどうか全く分かりません。

ポイントその2、ランドネのペース。全頭評価に書きましたがランドネは前半1000m60秒が好走と凡走の分水嶺です、カワキタエンカのペースが影響する可能性が高く不確定要素がありますね。

上2つのポイントに全く影響を受けないのがミッキーチャームです、逃げ・先行でしっかりレースを作れる川田騎手ですし、前半が速くても藻岩山特別で逃げ切っているように心肺機能も高い。不安が最も少ないのではないでしょうか。

ランドネは戸崎騎手なのでカワキタを掴まえに行くタイミングは外さないと思います。エポカドーロのスプリングSや皐月賞と同じタイミングになるはずで、展開的には実質ロンスパになり、中段の馬はトップスピードや瞬発力よりも持続力が問われるはずです。万が一戸崎騎手が動けなくてもミッキーチャームが外枠なので、川田君が仕掛けてロンスパに持ち込むでしょうね。

後方待機になりそうなレイホーロマンス、デンコウアンジュ、フローレスマジックは中段の動きよりも待てる分だけ脚が溜まりそう、4コーナー外からトップスピードの質と持続力の高さを生かせる馬が差し込んできそうです。

◎ミッキーチャーム   休み明けでも走る、初古馬戦。栗東w12.3、単走持ったまま、バランス良い。秋華賞のレース内容はケチのつけようが無く、初の古馬戦でも勝ち切って欲しいと思える馬です。藻岩山特別で超ハイペースを押し切っているように、心肺機能を生かした持続力でロンスパになれば、中段で追走してくる馬はバテてしまうかもしれませんね。いわゆる付きバテという奴です、その筆頭がクロコスミアではないかと見ています。

○フローレスマジック   休み明けでも走る、延長、コース適正良い。美浦w12.2、強め併入、バランスは良い。調教もいいタイムでしたし、動きもまずまず。トップスピードの質が高く、持続力も高いので後方で足を溜めれば初の重賞でも勝機十分だと思います。ウィンファビラスが下がってくると思うので上手く捌ければいいのですが、外目の枠ならそれほど影響はないと見ています。今期は石橋騎手が好調なので(特に差し馬で)今回の騎手の中では2番手に評価しています。

▲カワキタエンカ   休み明けでも走る、延長、前走超ハイペースで凡走、800m46秒台なら。栗東坂路12.6、単走持ったまま、口向きが良くなく舌も出している。調教で舌を出していたのが気になりましたが、タイム自体は2018年府中牝馬Sと同じなのでこの評価。上にも書きましたが、騎手のペース配分が奇跡的に上手くいけば…。

△ランドネ   短縮、コース適正は良い。前半が60秒以上かかれば。栗東坂路12.4、やや強め2馬身先着、まぁまぁ。離れた2番手でどこまでスローバランスに出来るかが問われる馬ですね、1000m通過タイムだけなので中継見て一喜一憂しましょう。

★ノームコア   休み明け2走目で走り頃、コース適正良い、騎手弱化。前走の差しから前に行きそう。美浦w12.6、やや強め3馬身先着、反応、バランス良い。先週と同じパターンの乗り替りですね、前走はスタートで躓いたそうで中段からになりましたが、中京は直線が長いので早目にエンジンをかけて追い込んできました。今回も同じような位置取りになると―ス形態的には届かないかも、内枠に入ってしまったため自分から動きにくい位置になりそうなのも不安材料です。というか、そもそも自分から動ける騎手じゃないからな~(AJCCのジェネラーレウーノ)

☆フロンティアクイーン  休み明けでも走る、コース適正良い。昨年2着、騎手が…。美浦w13.0、持ったまま併入、良くはない。調教のタイムは府中牝馬Sと同じようなもので気にする必要はないと思います。高速馬場が合うのは証明済みなので詰まらなければ。

Xウラヌスチャーム   短縮、コース適正良い、早目にエンジンをかければ届く。美浦w12.7、やや強め併入、やや重苦しい。前走はL2まで我慢する北村友騎手らしいレースで、溜め殺しでしたね。ミナリク騎手に替わって外からスムースに加速できれば、トップスピードの質、持続力の高さは持っています。

Xアドマイヤリード   2ケ月の間隔空け、ステゴ内枠は良い、コース適正は良い。56㎏だとデータ上は苦しい。栗東坂路12.1、単走やや強め、バランスは良い。調教が良かったので入れておきますけど、不安要素も結構あってその一つがロンスパへの対応。この馬が好走する時ってほぼL2最速戦なんですよね、今回はランドネやミッキーチャームがロンスパに持ち込みそうで不安の方が大きいですね。
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