まずは馬場状態ですが、土曜は良馬場で行われ11Rの秋風S1600m3勝クラスで、1:32.9でした、2着のルガールカルムの上り3Fが33.5。レース全体のバランスは46.6-46.3でほぼ平均バランスでした。超高速まではいかない高速馬場と見ていいと思います、想定している走破時計は1分07秒ジャストくらいです。トップスピードの質が低い馬は中段以降からでは届かないと思います。
◎タワーオブロンドン
○ディアンドル
▲モズスーパーフレア
△ダノンスマッシュ
★イベリス
☆レッツゴードンキ
Xセイウンコウセイ
ｘミスターメロディ
3連複 ➇＝②③⑤⑦⑨⑬⑮＝②③⑤⑦⑨⑬⑮ 21点
3連単 ⑧－②⑦⑧⑨－②③⑤⑦⑧⑨⑮ 15点
⑨－➇－②③⑤⑦⑮ 5点
⑨－②⑦ー➇ 2点
逃げるのはモズスーパーフレア、2番手に内からセイウンコウセイ、外からラブカンプー、イベリスまでが先行勢、内からダノンスマッシュ、ディアンドル、ミスターメロディーが中段の前から、レッツゴードンキとマルターズアポジーが中段でこれを見る位置にタワーオブロンドン、内にダイメイプリンセス、リナーテでここまでが中段の後ろ。後方からになりそうなのがアレスバローズ、ハッピーアワー、ファンタジスト、ノーワン。
何が何でも逃げ宣言のモズスーパーフレアはペースなどお構いなしに逃げるはず、さすがにラブカンプーも競り合うまでは行けないと思います。問題は松若騎手が主導権を握ったことで、色気を出さないかどうかですね。逃げ体勢を築いたことでペースを緩めるようであれば危険が増しますね。ダノンスマッシュはスタートが良い馬ですが、モズスーパーフレアとラブカンプーのペースでは入っていくわけもなく、前走のキーンランドＣと同様に中段辺りまで下げると思います。
前走のセントウルＳで先行して2着に粘ったファンタジストですが、今回は休み明け3走目で疲労の懸念があります、NHKマイルCを見ても休み明け3走目で全く走れなくなっていましたから、後方からの競馬になってしまうかもしれません。外からイベリスがどこまで上がって行けるか、ミスターメロディーはスタートが速くはないので、イベリスよりも前には居ないと思います。
4コーナーから直線入り口です、ラブカンプーが下がってくるので、これをどうさばくかがとても重要になってきます。ディアンドルは外にスペースが出来そうなので、ここで早目にラブカンプーの横迄出てしまいたいですね。問題はダノンスマッシュで、ラブカンプーがこの位置に居るとコースが無くなります、早目に下がってくれればいいのですが、予想外にラブカンプーが頑張ってしまうと待たされることになりますね。
外からの組はイベリスが先頭でミスターメロディーが続くと思います、タワーオブロンドンは直線までミスターメロディーを使うような動きだと思います。この隊列にファンタジストが続いて行けるかどうか、アレスバローズやハッピーアワーも外からだと思いますが、今の中山の馬場では33.0くらいでも届かないかも。
直線L1標識付近です、ここもラブカンプー次第ですがダノンスマッシュのコースが狭くなる懸念があります、セイウンコウセイとラブカンプーが下がって出来たスペースを狙うしかないと思いますが、この時点で5馬身程差があるようだと届かないかも。レッツゴードンキは岩田騎手なのでダノンスマッシュが外に行けば、内ラチ沿いを狙うと思います。ミスターメロディーは右回りでは直線で内に刺さりますから、イベリスの後ろからラブカンプーの方へ寄って行くと思います。こうなるとダノンスマッシュの進路はますます少なくなるんですよね～。
直線でスムースなのは逃げているモズスーパーフレア、セイウンコウセイ、ディアンドル、外からのイベリスとタワーオブロンドンでしょうか。土曜の馬場を見ていると内外それ程差はないように見えたので、外からでも十分勝負になると思いますが、中段からでは上り33.0くらいは要求されると思うので、差し損ねも十分考えられます。
では1頭ずつ見て行きます。
◎タワーオブロンドン 使い減りしないの疲労は不安なし、初コースだが阪神での好走歴からコース適正は良い。美浦ｗ39.5-12.7、単走持ったまま、バランス良い。いい枠を引けましたね、内枠で揉まれてしまうと良くないのは再三見せていたので、内枠なら本命に出来ませんでしたが、この枠は好材料です。並び的にも行きたい馬を行かせて中段馬群の外目を楽に取れると思うので、4コーナーから直線の進路は確保しやすいと思います。進路さえ確保できればトップスピードの質と持続力は随一ですから、あとは逃げ・先行馬を差せるかどうかだけでしょう。疲労についてですが、Twitterに書いた通り父レイヴンズパスは2008年4月から10月までの間に8レースを走るタフネスぶり、しかもGⅠ６戦、GⅡとGⅢを１戦ずつ。その成績はGⅠ2-3-0-1で着外の１回も４着。キーンランドCの前に２か月半休んでいるので、疲労の不安はないと思います。
○ディアンドル 休み明け2走目で走り頃、初古馬G1、コース適正良い。53㎏で有利。栗東坂路36.9-11.7、単走持ったまま、バランス良い。ノーザンF生産馬で休み明けから好走しましたが、一叩きされて更なる上積みが期待できます。前走は逃げ・先行勢に苦しい展開でしたが、先行したモズスパーフレアを抑えての2着は高評価です。ここも先行出来そうな枠の並びなので、4コーナーから直線で詰まることはないと思います。調教も非常に良かったですね、栗東坂路で36.9-11.7を持ったまま単走で出してきました。53㎏の斤量を生かして好走して欲しいです。
▲モズスーパーフレア 休み明け2走目で走り頃、コース適正良い、絞れた方が良い。栗東坂路37.6-11.7、単走やや強め、バランスは良い。調教はやや強めにやっていたのでこれでどこまで絞れるかですね、さすがに前走のプラス26㎏は太目残りだったと思うので、いくらかでも絞れた方が良いはず。後は松若騎手ですね、このコースでは騎乗数こそ少ないですが好走していますから、GⅠの大舞台でビビらずにハイペースを維持したままゴールまで一目散で良いと思います。
△ダノンスマッシュ 2カ月強の間隔空け2走目、薬物問題でローテの狂いがあった。初コースで坂不安。栗東坂路37.3-12.0、単走持ったまま、バランスはまぁまぁ。枠順発表を見て嫌な枠に入ってしまったな～っと思いました。ラブカンプーを上手く捌けるかどうかがポイントになりそうです、道中もマルターズアポジーが横に居そうなので、早目に外に出せるかどうか。坂の経験が少ないので、坂上ゴールは未知数ですね。
★イベリス 休み明け2走目で走り頃、53㎏で有利。コース適正も良い。栗東坂路39.5-12.3、持ったまま併入、後ろで折り合ってスムースに抜けた。先行出来るタイプなので内に包まれるよりは、外から出して行ってでも先行出来る外枠の方が良いと思います。斤量も53㎏と有利なので強気な先行をして欲しいですね。
☆レッツゴードンキ 休み明けでも走る、2年前2着時と同じローテー、コース適正良い。内枠大好き。栗東坂路37.2-12.2、単走強め、バランス良い。内枠を引ければチャンスがある馬ですから、あとは岩田騎手の裁きに期待しましょう。
Xセイウンコウセイ 間隔開け2走目で走り頃、初コースで坂を克服できるかどうか。美浦w36.8-12.0、単走一杯、バランスは良い。いつ走るか分からないタイプですが、枠の並び的にすんなり先行出来そうですし、あとはどこまで粘れるか。
ｘミスターメロディ 休み明け2走目で走り頃、右回りは良くない。栗東芝33.8-11.7、単走持ったまま、バランス良い。右回りの不安は大きいですね、春のスプリント王なので上手く内ラチまで入った時が怖いですね。