2019年菊花賞 予想。無類の京都巧者だった父に続け!


まず馬場状態ですが土曜の朝には雨が上がっていました、日中に少しパラっと来ましたががアメダスに記録される程の雨量ではなかったようで、夕方に1㎜の記録があるだけです。先週も土曜の不良馬場から日曜には稍重まで乾いていたので、先週よりも乾く可能性が高いですね。稍重から良馬場想定で予想を進めます。

◎ザダル

○ヴェロックス

▲シフルマン

△サトノルークス

★ニシノデイジー

☆レッドジェニアル

Xワールドプレミア

3連複 ①⑬=①②⑪⑬=①②⑤⑪⑫⑬⑭ 19点

3連単 ①⑬-①⑬-②⑤⑪⑫⑭ 10点

逃げるのシフルマン、外からレッドジェニアル、内からユニコーンライオンが先行。ザダルがこの枠なら3番手位は取れそうで、外にカウディーリョ、ヴェロックス。ヴェロックスを見る位置を取ってきそうなのがニシノデイジー、外にカリボール、ナイママがどこまで上がれるか。ヒシゲッコウはルメール騎手マーク、サトノルークス、ディバインフォース、ヴァンケドミンゴ、ホウオウサーベルまでが中段の後ろ。ワールドプレミア、メロディーレーン、タガノディアマンテ、メイショウテンゲンが後方から。

ルメール騎手に乗り替わるニシノデイジーはスタート出して行くと掛かるタイプ、しかしこういう馬を中段で折り合わせてしまうのが外人騎手なんですよね、2018年ジャパンCのアーモンドアイ、2018年チャンピオンズCのルヴァンスレーヴ、2019年宝塚記念のリスグラシューがインパクト強かったです。ルメール騎手なら自在の位置取りをしてきそうで、内枠でスタートさえ決めてしまえばポジションは中段を楽に取れそう。

外からのヴェロックスは最初のコーナーまでが短いので、上手く中段で前に馬を置けるかどうか、レッドジェニアルも前走のように外から、風除けを置けないようだと苦しいですね。ヒシゲッコウはあまりスタートが良くないので後方からの可能性もありますが、スミヨン騎手へ乗り替りで、先入観なく乗ってくるとスタートで出して行くかもしれませんね。土曜のレイエンダのようにノームコアというよりも、ルメール騎手をマークするような乗り方をしてきそう。

外枠の馬は余程前への意識を持たないと中段以降になりそう、最初の3コーナーまでが短いのでどうしてもポジションが取りにくくなります。サトノルークスが出たなりになると、もっと後ろからになりそう。ワールドプレミアは内枠を生かして後方からロスなく乗ると思います。

4コーナーから直線入り口です、この辺りでシフルマンが出し抜きにかかると思っています、ユニコーンライオンやレッドジェニアルがこれに反応できるかは未知数、カウディーリョやカリボール辺りはこの辺で苦しくなっているかもしれませんね。普通に流れれば4コーナーで苦しくなる馬も多くなると思いますし、比較的コースは空きそうです。ザダルが早目に動けるかどうか、ニシノデイジーは瞬発力を生かすならギリギリまで動かないと思います。

ヴェロックスは瞬発力とトップスピードの質では並なので、この辺りでは2番手に上がっていると思います。下がってきた馬を交わさなければいけないのが、サトノルークスやワールドプレミアで上手く捌けると良いのですが。

直線L2標識付近です、この付近になると一杯になって下がってしまった馬が多くなると思うので、コース取りは比較的楽になるはず。中段から前に居た馬に優位になりそうで、後方から上手く捌けた馬は3着が良いところかな~っと。昨年のユーキャンスマイルのようなレースになりそうなのがワールドプレミアで、ニシノデイジーはフィエールマンのように瞬発力に持ち込みたいはず。しかし今回はある程度流れそうですし、川田騎手の腹積もりとしては4F戦にしたいはず。ニシノデイジーの持続力はダービーの5着までしか見せていないので、やや足りなくなるかも。

直線L1標識付近です、この辺りでシフルマンがザダル、ヴェロックスに捕まりそうで、どこまで粘れるか。ニシノデイジーは持続力勝負でジリジリまでかな~。ヒシゲッコウはニシノデイジーマークからどこまで追い込んでこられるか。外からサトノルークスとタガノディアマンテ辺りが伸びてきそうです。

では1頭ずつ見て行きます。

◎ザダル 休み明け2走目で走り頃、内枠、血統に期待。美浦w38.4-12.3、持ったまま半馬身先着、バランス良い。コーナーを6回まわるコースなので内枠に入れたことはアドバンテージになると思います、馬込や直線狭くなっても怯まないので、内枠は不安材料ではなくむしろプラスでしょう。4コーナーから直線へのアプローチさえ上手く行けば、持続力は高いしトップスピードの質もまぁまぁの物を持っているので、差し切りまで期待しました。お父さんはトーセンラーで無類の京都巧者ですし、このレースも3着しています。調教も問題なくこなしていました、未出走でしたが輸送も経験済みなので不安は少ないと思います。

○ヴェロックス 休み明け2走目で走り頃、すんなり先行できれば。栗東w38.0-11.5、単走持ったまま、バランス良い。神戸新聞杯でスローからのトップスピード戦では危ないと分かったはずですから、川田君のことなので4F戦にしてくると思います。もちろん逃げるシフルマンも同じタイプなので、松山君が作るペースがヴェロックスには合うはず。持続力の高さとまぁまぁのトップスピードを持っているので、十分勝負になるはず。1点気になるのは外目の枠を引いてしまったことですね、コーナーを6回まわるので距離ロスは必ずありますからね~、この点がザダルとの差です。

▲シフルマン 休み明け2走目のハービンジャー産駒で上積み期待、逃げなら松山騎手でもOK。栗東w38.6-11.5、単走やや強め、バランス良い。非ノーザンF生産のハービンジャー産駒なので休み明けは大きく割引、これはペルシアンナイトやモズカッチャンが先例になっていますね。休み明け2走目の今回は大きな上積みが期待できますし、調教が凄く良く見えたのも期待できるポイント。逃げ馬が居ないので楽に先手を取れそうですし、仮にハイペースで行く馬が居れば行かせて2番手からでも競馬は出来ます、京橋特別がそんなレースでしたね。トップスピードの質と瞬発力で見劣るのは前走で分かったはずなので、上手く自分のペースに持ち込んで欲しいですね。

△サトノルークス 休み明け2走目で走り頃、関西圏のレースは良い。騎手弱化。栗東w39.0-11.9、持ったまま併入、バランス良い。輸送が無いのは良いですね、前走中山で好走しているので輸送も問題はないと思いますが、短期間に2度の輸送は負担になりますからね。外枠を引いてしまったので上手く内に入れられそうもなく、距離ロスは痛いですね。外からスムースな持続力勝負ならチャンスはあると思います。

★ニシノデイジー 休み明け2走目で走り頃、騎手強化、内枠は良い。この距離で折り合えるかどうか。初輸送の不安。美浦w38.0-12.6、持ったまま2馬身先着、バランス良い。ルメール騎手なので先行まであるかもしれませんね、もちろんシフルマンのペースは良くないのでこの評価ですが、スローの3F戦になったらアタマまであってもおかしくないかな~。

☆レッドジェニアル 休み明け2走目で走り頃、すんなり先行できれば。栗東w40.5-12.2、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。前走の騎乗が酷過ぎて継続騎乗の不安が大きいです、外目の枠なので内に入れられるとは思えないし、また馬群の外で風除けにされてしまう可能性があります。トップスピードの質と瞬発力では見劣りますが、持続力なら引けを取らないので馬の力だけなら期待できます。

Xワールドプレミア 休み明け2走目で走り頃、流れた時に前走の末脚を出せるかどうか。栗東坂路39.7-12.7、単走やや強め、バランスは良い。前走はイレギュラーなほどのスローペースで、上がり3Fだけの競馬でした。非常に速い上がりタイムを記録しましたが、トップスピードの質が高くないヴェロックスですら32.5秒でしたから、0.3秒しか違わないんですよね。まともに流れた時に速い上がりを使えるかは未知数ですし、使えたとしてもヴェロックスと0.3差の上りでは届かない危険が高くなります。