2022年NHKマイルC　全頭評価。その4。

2022/5/5 全頭評価

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

 

タイセイディバイン 特性 ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。　　　

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
　　　レース名　　　（ペース） 着順(馬場状態) 内容
京成杯（平均バランス）
10着(良)
スタート～道中
スタート良く2番手先行。
3，4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったがL2で一杯になり凡走。
あすなろ賞（バランス） 6着(稍) スタート～道中 スタート良く2番手先行。
3，4コーナー 3コーナー手前で先頭に立ち、馬場の中目をスムース。
直線 スムースだったがⅬ2で一杯になり凡走。
ファルコンS（ハイペースバランス）
2着(稍)
スタート～道中
五分に出て中段のやや前から。
3，4コーナー
中目をスムース。
直線
L2では前が壁になり、空いてから伸びて2着まで。
アーリントンC（平均バランス） 2着(良) スタート～道中 五分に出て中段のやや前から。
3，4コーナー 中目を回してスムース。
直線 スムースに抜け出し2着。
京成杯では平均バランスを先行したが。L2で一杯になっているので心肺機能か距離適性で凡走したはず。あすなろ賞ではスローバランスを2番手先行、向正面から5F戦になりⅬ2で一杯、距離の可能性が高い。ファルコンSでは中段から、直線L2では前が壁になり、空いてから伸びて2着。L3から減速に入るラップなので、前が壁になっても大きな不利にならず、バテ差しで2着に来たので持続力は見せた。自身の位置でもハイペースバランスに入っていたはずで、心肺機能は見せた。

アーリントンCでは平均バランスを中段のやや前から、中緩みで馬群が凝縮して4コーナーでは中段の前で内から3頭目。直線スムースでⅬ2の11.1に対応したが、L1でダノンスコーピオンに差されて2着。

「NHKマイルCへ向けて」好材料：距離適性。　悪材料：特になし。

好材料は距離適性で、前走のアーリントンCで0.1差2着、1着が朝日杯FS3着のダノンスコーピオンなので、クラス負けの危険もないと思う。悪材料は特になく、使い詰めだがルーラーシップ産駒なので、むしろ休み明けよりも好印象だし、中山への輸送も経験しているので、輸送も不安ない。

適性：松－

 

ダノンスコーピオン ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
レース名 着順 内容
新馬戦 1着 稍重でスローバランスを少頭数の中段から、3，4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて差し切り。まぁまぁの持続力は見せた。
萩S 1着 スローバランスを中段の前から、3，4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。持続力の高さを見せた。
朝日杯FS 3着 ハイペースバランスを中段から、3，4コーナー内目を回して直線進路変更して3着まで。
共同通信杯 7着 稍重でスローバランスを少頭数の中段のやや後ろから、3，4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
アーリントンC 1着 平均バランスを中段から、3，4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
新馬戦では稍重でスローバランスを中段から、L2の11.2では差を詰められなかったし、3F戦なので持続力もまぁまぁ。萩Sではスローからの4F戦で、L2最速10.6では差を詰めていないので、トップスピードの質はやや高いくらい、4F戦なので持続力は高いものを見せた。朝日杯FSでは直線で2着セリフォスの後ろから進路変更して3着、L2で流れていたので瞬発力は問われていない。共同通信杯では稍重でスローバランスを中段のやや後ろから、スムースだったが伸びずに凡走した。川田騎手の事前コメントも良くなかったし、初輸送だった影響もあったはず。

アーリントンCでは平均バランスを中段から、自身はスローだったはずで心肺機能は見せていない。中緩みからの3F戦で、3，4コーナー馬群が凝縮して内から3頭目、直線はL2の11.1には追走までで、Ⅼ1の11.8で差し切ったので、パワーと持続力を見せた。

「NHKマイルCへ向けて」好材料：距離適性。　悪材料：コース適性。

好材料は距離適性で、前走のアーリントンCを1:32.7で差し切り、上がり3Fも33.6だったので、阪神で中緩みがあったとはいえ高評価。川田騎手の継続騎乗も好材料ですね。朝日杯FSで0.2差3着があるので、クラス負けの危険もない。悪材料はコース適性で、共同通信杯で7着に凡走、この時は事前のコメントも良くなかったし、初輸送だったので度外視しても良いが、未だ府中は未知数という評価になる。

適性:松－

 

ダンテスヴュー 特性 ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。　　　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
　　　レース名　　　（ペース） 着順(馬場状態) 内容
新馬戦（スローバランス）
2着(稍)
スタート～道中
スタートやや遅れて中段のやや後ろから。
3，4コーナー
中目をスムース。
直線
スムースに伸びたが2着まで。
未勝利戦（ややスローバランス） 1着(良) スタート～道中 スタート五分から中段の前で折り合いは付いている。
3，4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースに抜け出し圧勝。
東スポ杯2歳S（スローバランス）
4着(良)
スタート～道中
スタート五分から中段の後ろ。
3，4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったがすぐ前に居たイクイノックスに大きく見劣り4着。
きさらぎ賞（ややスローバランス） 2着(稍) スタート～道中 スタート五分に出て中段から。
3，4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが2着まで。
皐月賞（ややスローバランス）
10着(良)
スタート～道中
五分に出て中段から。
3，4コーナー
中目をスムース。
直線
L2でスピードが足りなくなった感じで下がってしまった。
新馬戦ではスタートがやや遅く中段のやや後ろから、新潟なのではっきりしないがトップスピードの質と持続力は見せた。未勝利戦ではスタート五分で中段の前から、4コーナーから早目に仕掛けて押し切ったので持続力を見せた。東スポ杯2歳Sではスタート五分だったが、中段の後ろまで下げている。直線入り口ではすぐ前に居たイクイノックスに、トップスピードの質で見劣り4着まで、L1までジリジリ伸びているので持続力は見せている。きさらぎ賞では稍重で中緩みの少ない展開、持続力勝負になりハナ差2着。

皐月賞ではスタート五分に出て中段から、L2で11秒台に入ったところでスピード負けした感じで、L1の11.5にも流れ込むまでだった。瞬発力でも見劣った感じ。

「NHKマイルCへ向けて」好材料：なし。　悪材料：クラス負けの危険。

好材料はなし、東スポ杯2歳Sでイクイノックスに1.0秒差4着、3着からも3馬身離されたしコース適性は悪くないがクラス負けしている。血統的には母父フレンチデピュティなので、府中マイルは血統的には合うはず。悪材料はクラス負けの危険ですね、皐月賞もL2でスピード負けした感じだし、このクラスでは苦しいかも。マイルは初めてなので、この血統が覚醒する可能性はあるかも。

適性：竹

 

トウシンマカオ ・心肺機能はやや高い、パワーは不明、瞬発力は低い。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
レース名 着順 内容
新馬戦 1着 平均バランスを2番手先行、3，4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて押し切り。中緩みからの3F戦。
京王杯2歳S 2着 スローバランスを中段の前から、3，4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。トップスピードの質で見劣り。
朝日杯FS 6着 ハイペースバランスを中段の前から、3，4コーナー中目を回して直線スムースだったがL1で失速。距離適性が出た。
クロッカスS 1着 スローバランスを少頭数の中段の前から掛かり気味、3，4コーナー中目を回して直線スムースに押し切り。
ファルコンS 5着 稍重でハイペースバランスを中段の前から、3，4コーナー内目を回して直線前が壁になり凡走。
新馬戦は新潟で平均バランスを先行押し切り、速いラップを踏んでいないのでトップスピードの質は見せていないが、心肺機能はまぁまぁ。京王杯2歳Sではスローからの3F戦で、すぐ前に居たキングエルメスとの差を詰められなかったので、トップスピードの質は評価できない。朝日杯FSではL1標識まで踏ん張ったが、ここから減速率が大きくなり失速したので、距離適性は1400mまでだと思う。クロッカスSでは1400mでスローバランスを先行、掛かっていたのでペースは遅かったはず。直線スムースに押し切ったが、手応えは2着のプルパレイの方が良かった。

ファルコンSでは稍重でハイペースバランスを中段の前から、直線L2区間で前が壁になり外の出せず、L1標識手前で前が空いたがジリジリしか伸びずに凡走。瞬発力の低さを見せたが、稍重でハイペースバランスを中段の前からだったし、ゴールまでジリジリ伸びているので心肺機能は見せた。

「NHKマイルCへ向けて」好材料：コース適性。　悪材料：距離適性。

好材料はコース適性で、京王杯2歳Sで2着、クロッカスSで1着と府中は好相性。悪材料は距離適性で、朝日杯FSでⅬ1減速率が大きくなり失速したので、マイルは1F長い可能性がある。

適性：梅