2023年日経賞 全頭評価。その4。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ディアスティマ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
青葉賞 18着 スローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して4コーナーで一杯になり凡走。
1勝クラス 1着 ハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。
本栖湖特別 2着 スローバランスを逃げて2着。
グッドラックH 1着 スローバランスを逃げ切り圧勝。
松籟S 1着 平均バランスを逃げて快勝。
2021年天皇賞(春) 6着 ハイペースバランスを逃げて6着。
2021年札幌日経OP 1着 平均バランスを逃げて快勝。
2022年京都大賞典 5着 稍重だが実質超高速馬場でスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で失速5着まで。
2022年ステイヤーズS 9着 スローバランスをスタートやや早く逃げ体勢、3.4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で一杯になり凡走。
1勝クラスではハイペースバランスを中段の前からで、自身もハイペースバランスに入っていたはずで、心肺機能と持続力を見せた。本栖湖特別ではスローバランスで逃げて2着、トップスピードの質で見劣った。グッドラックHではスローバランスで逃げて、L5から12秒台前半を連発して圧勝、L2で出し抜いているのでまぁまぁの瞬発力と、L1で差を広げたパワーと持続力も見せた。

松籟SでもL2で出し抜いているので瞬発力は見せたし、このレースはL6から11秒台に入る超ロンスパ戦なので持続力の高さも相当なもの。2021年天皇賞(春)では逃げたがL1で一杯になり6着、松籟Sと同じようなレースタイムだったが、疲労が抜けきらなかった可能性と、前半が速かったことでクラス負けした可能性の両方かも。2021年札幌日経OPでは逃げ切り快勝、平均バランスだが11秒台に1度も入らず、レースレベルは高くない。

2022年京都大賞典では超高速馬場もあってトップスピードの質で見劣り、休み明けだったがしっかり走れていた。2022年ステイヤーズSでは逃げて凡走、L1標識で一杯になっているので、L2の11.7で足を使ってしまった感じ。

2021年9月に種子骨靭帯炎を発症。

「日経賞へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性でグッドラックHで同コース1着、京成杯でも3着があるので中山は好相性。悪材料はクラス負けの危険で、重賞では勝負なっていない。AT値が高くないので、なるべく11秒台に入らないような展開が良いが、このクラスになると望み薄。雨待ちかな~。

適性:梅

ヒートオンビート ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。 

・トップスピードの質はやや高い。、持続力は高い。

レース名 着順 内容
西宮S 4着 スローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線狭くなってしまい4着まで。
オリオンS 2着 スローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて2着。4F戦でL1でも詰めているので、持続力の高さを見せた。
美濃S 1着 ハイペースバランスを離れた追走集団の中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。自身ややスローくらいで、4F戦になったはずなので持続力を見せた。
2021年大阪ハンブルクC 2着 スローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが差されて2着。L1でミスマンマミーアに差されたのは、スピード負けした感じ。
2021年目黒記念 2着 スローバランスを離れた追走集団のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。超高速馬場で内前に居たので、展開もかみ合った。
2021年京都大賞典 8着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。休み明けでプラス14㎏と体調イマイチ。
2021年チャレンジC 2着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。4コーナーでやや狭くなった。
2022年中山金杯 3着 スローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが3着まで。持続力を見せた。
2022年日経賞 3着 稍重でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに粘り3着。
2022年天皇賞(春) 4着 稍重で平均バランスを離れたメイン集団の中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが4着まで。
2022年七夕賞 2着 ややハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。
2022年新潟記念 5着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。
2022年アルゼンチン共和国杯 4着 スローバランスをスタート離れたメイン集団の中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線アクシデントの影響をやや受けたが、粘って3着。
西宮Sでは直線詰まってしまったので度外視。オリオンSではスローからの4F戦で、11.3-11.3-11.3-11.9というレースラップで、L1差を詰めているのでまぁまぁのトップスピードの質と、高い持続力を見せた。美濃Sでは離れた追走集団の中段やや前で自身ややスロー、L4から前を捕まえに行っているので実質4F戦で、L1の12.2でバテ差しだったことを考えると、トップスピードの質はまぁまぁの評価まで、持続力の高さは見せた。

大阪ハンブルクCでは中段からスムースに抜け出し2着、4F戦になっていてL3の11.1、L2の10秒台には下り坂もあって対応できた、L1は自身のラップで11.8、ここでミスマンマミーアに2馬身詰められてクビ差だけ差されたのは、L1でも11秒台の前半を出したミスマンマミーアにスピードの持続力で見劣ったためだと思う。

2021年目黒記念では超スローから、追走集団が動いたのは4コーナーからなので自身は4F戦、この日は超高速馬場で自身の上り32.4を出したが55㎏と前に居たための好走だったはず。2021年京都大賞典では8Fの超ロンスパ消耗戦、かなり特殊な展開で適性が合うかどうかは未知数、というのも休み明けでプラス14㎏だったので、この辺りが社台F生産馬の危ういところだと思う。2021年チャレンジCでは4コーナーでマイネルウィルトスの捲りに併せられず、直線で伸びてはきたが届かず。L2の10秒台には遅れていないので、トップスピードの質はやや高いものを見せたが、瞬発力はやや低い。

2022年中山金杯ではスローからの5F戦を中段から、4コーナーでやや置かれているが、直線では持続力を生かして3着まで持ってきた。2022年日経賞ではスローからの3F戦だが、稍重でトップスピードの質はそれ程問われていない。これで前残りの展開と馬場を生かして3着に粘った、終始内から3頭目を回した分だけ遅れた感じ。

2022年天皇賞(春)では3,4コーナーでアイアンバローズよりも内を回したことで、直線ジリジリ伸びて4着まで持ってきた。2022年七夕賞ではややハイペースバランスを中段の後ろから、中緩みからの4F戦になり2着まで持ってきたので、パワーと持続力の高さを見せた。この時は1着エヒトに3㎏あげていたので、2着でも高評価で良いと思う。

2022年新潟記念ではスローバランスを中段の前から、すぐ後ろに居たカラテの0.5㎏貰っていたが、トップスピードの質で見劣り。2022年アルゼンチン共和国杯では離れたメイン集団の中段のやや前から、直線でアクシデントの影響をやや受けたが、スローからの5F戦になりトップスピードの質ではなく、持続力を生かして粘り3着。

「日経賞へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースで3着、この時は1着タイトルホルダーに1㎏貰っていたが、0.1秒差だったので高評価で良いと思う。中山金杯3着とチャレンジC2着もあるので、小回り坂上ゴールは好相性のはず。悪材料はクラス負けの危険で、昨年タイトルホルダーに1㎏貰っていたし、重賞では1着がないので勝ち切るイメージがない事。

適性:竹+

ボッケリーニ ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
2021年小倉大賞典 2着 ややハイペースバランスをやや離れたメイン集団の中段のやや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。持続力の高さを見せた。
2021年新潟大賞典 5着 ハイペースバランスをやや離れたメイン集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。心肺機能で見劣り。
2021年中京記念 6着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
2021年アンドロメダS 2着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線狭いところを抉じ開けて伸びたが2着まで。持続力を見せた。
2021年中日新聞杯 4着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。トップハンデだったがトップスピードの質で見劣り。
2021年AJCC 3着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し3着。持続力の高さを見せた。
2022年日経賞 2着 稍重でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し2着。
2022年目黒記念 1着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2022年京都大賞典 2着 稍重だが実質超高速馬場でスローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出して2着。
2022年ジャパンC 17着 スタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022有馬記念 11着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2021年小倉大賞典ではやや離れたメイン集団のやや前からで、自身のペースはスローバランスのはず。中緩みのない展開でゴール前でもよく粘っているので持続力は高いものを見せた。2021年新潟大賞典ではやや離れたメイン集団の前からで、かなりのハイペースバランスだったので自身もハイペースだったはず、これで直線L1でバタバタになってしまったので、心肺機能は高くないことを見せた。この時は直線入り口ですぐ後ろに居たポタジェに見劣り。2021年中京記念ではスローからの4F戦で凡走、L2で外からカテドラルにあっさり交わされているので、11.5に対応できていない。

2021年アンドロメダSではスローからの6F戦を中段から、直線入り口ではやや狭くなったがこじ開けて伸びて2着、この時の1着はラーゴム54㎏でこちらは57㎏なのでハナ差は高評価。2021年中日新聞杯ではスローからの5F戦で中段から、3,4コーナー内目を回してスムースだったが伸びなかった。トップハンデだったが、トップスピードの質で見劣った感じ。

2022年AJCCでは中緩みのない消耗戦を中段のやや前から、トップスピードの質が問われない展開と、3コーナーで無理をしなかった好騎乗で好走。2022年日経賞ではスローからの3F戦で2着、タイトルホルダー相手に1㎏貰っていたがクビ差、稍重でトップスピードの質はそれ程問われなかったことが良かった。2022年目黒記念ではスローからの5F戦を先行押切り、前残りの馬場で10秒台のラップに入らなかったので、持続力で押し切った。

2022年京都大賞典では中段のやや前から、超高速馬場で実質3F戦をしっかり2着しているので、トップスピードの質は見せた。2022年ジャパンCでは内優位の馬場とコースで、外枠から終始外目を回して距離ロス、直線伸びなかったのはトップスピードの質で見劣っただけでなく、距離ロスもあったはず。2022有馬記念では外目の枠から前に行って凡走。

「日経賞へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースで2着、1着のタイトルホルダーに1㎏貰っていたが0.1差なので高評価。悪材料はクラス負けの危険で、昨年のこのレースでタイトルホルダーに1㎏貰っていたので、勝ち切るのは難しいかも。近2走はGⅠで外目の枠だったので度外視して良いと思う。

適性:竹++