2024年中山記念 全頭評価。その4。

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下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ドーブネ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
新馬戦 1着 平均バランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。
ききょうS 1着 ややハイペースバランスを逃げ切り快勝。心肺機能を見せた。スタートでやや遅れ。
朝日杯FS 7着 ハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
スプリングS 6着 稍重でスローバランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
プリンシパルS 4着 ややスローバランスをスタート五分に出てやや離れた2,3番手先行で掛かり気味、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
武田尾特別 1着 スローバランスをスタートやや早く逃げ切り圧勝。
逆瀬川S 1着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2023年白富士S 2着 スローバランスをスタートやや早く逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
2023年中山記念 3着 スローバランスをスタートやや早く逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。
2023年メイS 4着 平均バランスをスタート早く2番手先行、やや離れた2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
2023年巴賞 2着 平均バランスをスタート五分に出て単独3番手先行、3コーナーで中目から先頭に立ち、直線スムースだったが2着まで。
2023年函館記念 8着 稍重でハイペースバランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で失速して凡走。
2023年ポートアイランドS 1着 稍重でスローバランスをスタートやや早く2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2023年キャピタルS 1着 スローバランスをスタートやや早く逃げ切り。
2024年京都金杯 14着 ハイペースバランスをスタートやや早く離れたメイン集団の中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
新馬戦では中段の後ろから、3,4コーナー外を回しているので距離ロスは大きかったが、ショート捲りを決めて圧勝した、L4から11秒台を連発したはずで、持続力の高さを見せた。ききょうSではややハイペースバランスを逃げ切り快勝、この時も若干スタート出遅れていて、内から上手くリカバリーできた。2F目の10.6は自身のものなので、心肺機能と持続力を見せた。この日の2勝クラス1400mで1:20.6が出ているので、中緩みもあって高評価まではできない。

朝日杯FSでは中段の後ろから、差しに回るとトップスピードの質で勝負にならない。スプリングSではスタートのタイミングが合わず後方から、稍重でスローからの2F戦になり届かなかった。プリンシパルSではスタート五分に出てやや離れた2,3番手先行、掛かっていて3コーナーでやや下げて中段のやや前、直線は差し返す形で伸びてきたが4着まで、ゴール前で減速率が大きくなったので、前半掛かったことを考えれば2000mは守備範囲だと思う。

武田尾特別ではスタートやや早く逃げ体勢、スローからの3F戦に持ち込み圧勝、L2の10.4は自身のもので下り坂を考えても、やや高いトップスピードの質を見せた。この時はスンナリ先頭に立ったからか、プリンシパルSよりも遅いペースだったが折り合いが付いていた。逆瀬川Sではスタート五分に出て中段の前から、折り合いが付いていたのでペースの問題かも。スローからの4F戦をL3最速10.9に対応して押し切ったので、やや高いトップスピードの質と高い持続力を見せた。

2023年白富士Sではスタートやや早く逃げ体勢、発馬でやや左に寄れている。前半47秒台で折り合いは付き、後続をやや離す。スローからの3F戦でL1の後半で減速率が大きくなってしまい2着まで、1800mがベストになっている感じ。2023年中山記念では逃げて3着、L2で坂の有る阪神の方がトップスピードの質を誤魔化せるので、中山では自力がやや足りなかった。

2023年メイSでは平均バランスだがL4で11.9に緩み、L3で11.3に加速するラップ推移で、L3区間で後ろから来られてしまったので、トップスピードの質で見劣り。この時は1着サクラトゥジュールと3着エピファニ―に1㎏、2着マテンロウスカイに2㎏あげていたので、最後までよく粘っている。2023年巴賞では単独3番手から3コーナーで先頭、直線スムースだったが1㎏貰っていたアラタに差されて2着。L2が11.5なのでペースがやや遅かった。

2023年函館記念では稍重で2000m、L1で失速したので距離が1F長かった感じ。2023年ポートアイランドSではスタートやや早く2番手から、スローからの4F戦で、下り坂でトップスピードの質が誤魔化せて押し切り。2023年キャピタルSでは逃げ切り快勝、スローからの3F戦でL2が10.9なので、やや高いトップスピードの質を見せた。2024年京都金杯ではハイペースバランスだが、離れたメイン集団の中段の前からで、自身は平均くらいのはず。心肺機能は問われていないので、ここまで凡走したのは58.5㎏の負担重量が影響した感じ。

「中山記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースで3着に好走したので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、その昨年のレースで3着だったが、直線で斜行したことで後ろをブロックしたので、何とか3着を確保した。まともにやっていたらシュネルマイスターだけでなく、イル―シヴパンサーにもやられていた可能性があり、GⅡではやや荷が重い印象。

適性:竹-

ヒシイグアス ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

レース名 着順 内容
スプリングS 5着 平均バランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着。この時は自身も平均バランスで心肺機能の問題かもしれない。
ラジオNIKKEI賞 9着 不良馬場で平均バランスを中段から、3手前で下げていき4コーナーでは最後方を中目を回して、直線伸びずに凡走。この時は54㎏だったが不良馬場で前半が速く、追走に苦労した感じ。
2020年中山2勝クラス 2着 稍重でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線待たされてから抜け出し2着。4コーナーから直線入り口で待たされてしまい、瞬発力が高くないことを見せてしまった。ついでにスローバランスでの好走からも、心肺機能は低い可能性がある。
2020年冨里特別 2着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。スローバランスから直線スムースだったが、L4から全て11秒台でトップスピードの質で若干見劣った、持続力は見せている。
2020年石和特別 1着 スローバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差して1着。ここでもスローからの4F戦でまぁまぁのトップスピードの質とやや高い持続力を見せた。
2020年ウェルカムS 1着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り1着。ここでもスローからの4F戦でゴールへ向けて加速していくイレギュラーなラップ推移、これでスパッと切れたわけではなく力でねじ伏せた感じなので、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高いものを見せた。
2021年中山金杯 1着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。ここでもスローからの4F戦で、L1の坂もグイグイ上ているのでパワーも見せた。ただしこの時は54㎏。
2021年中山記念 1着 ”2021年中山記念”では平均バランスを離れた追走集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて差し切り。自身はスローバランスで4F戦に持ち込んだ、得意のパターンにした松山騎手の好騎乗。
天皇賞(秋) 5着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが5着まで。
2022年大阪杯 5着 ややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが5着まで。
2022年宝塚記念 2着 ハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
2023年中山記念 1着 スローバランスをスタートやや遅く中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
2023年大阪杯 7着 平均バランスをスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年札幌記念 5着 ハイペースバランスをスタート五分に出て後方から、3,4コーナー外目を回して直線伸び切れずに凡走。
2023年天皇賞(秋) 9着 平均バランスをスタートやや早く中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
スプリングSが平均バランスを先行してL1で一杯になっているので、心肺機能は不安要素。2020年石和特別からの3連勝は全てスローからの4F戦で、まぁまぁのトップスピードの質と持続力で押し切っている。2021年中山記念では自身スローバランスだったので心肺機能は問われず、パワーと持続力で押し切った、L2の11.5では差を詰めていないのでトップスピードの質はまぁまぁかな~。

2021年天皇賞(秋)では外枠から中段のやや前で、初手で脚を使った感じもあったが5着まで持ってきたのは高評価で良いと思う。ただL3で内のコントレイルに見劣ったので、トップスピードの質はまぁまぁまで、L1で差を詰めてきたので持続力は高いものを見せた。2022年大阪杯では中段から、3,4コーナーで中目を回してしまい、直線で伸びがイマイチだった。この時は調教でクビを上げるなど良く見えなかったが、5着まで来ているので調教は不問で良いと思う。

2022年宝塚記念ではスタート良く出たが、2F目の10.4に付き合わずに下げて中段から、3,4コーナー内目でスムースに回して直線伸びたが2着まで。レーン騎手が最高の騎乗を見せた。2023年中山記念ではスタートやや遅く中段から、直線入り口まで向かい風を避けて馬群の中に入れ、進路変更してスムースに伸びた。スローからの6F戦でパワーと持続力の高さを見せた。

2023年大阪杯ではマイナス18㎏、展開以前に勝負できる状態ではなかった。2023年札幌記念ではスタート五分に出て後方から、ハイペースだったし稍重で馬場も悪く走り難そうだった。直線はスムースだったが伸びきれず5着、根幹距離で1F違った。2023年天皇賞(秋)では中緩みのないペースでL2で一杯、心肺機能が高くないことを見せた。

「中山記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:なし。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースを2連覇しているし、中山では5-2-0-1とまさに庭。この馬は非根幹距離の方が圧倒的に成績が良く、4-4-0-2と距離適性も好相性。今回はキング騎手に乗り替わるが、堀厩舎とのコンビで重賞を2勝している騎手なので、全く不安がない。悪材料はなし。

適性:松+++

ボーンディスウェイ ・心肺機能はやや低い。、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
新馬戦 2着 スローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。
未勝利戦① 3着 ハイペースバランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出したが3着まで。
未勝利戦② 1着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。パワーと持続力を見せた。
葉牡丹賞 1着 スローバランスを逃げ切り。パワーと持続力を見せた。
ホープフルS 5着 平均バランスをやや離れた中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。
弥生賞 3着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。
皐月賞 14着 ややスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
六社S 8着 重馬場で平均バランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線前が壁になり凡走。
常総S 1着 スローバランスをスタート五分に出て2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに押し切り。
2024年中山金杯 4着 スローバランスをスタート五分に出て3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが差されて4着。
新馬戦ではL2最速11.5を外から対応したが、ここでは差を詰めていないので、トップスピードの質は見せていない。未勝利戦①ではハイペースバランスを先行、直線入り口ですぐ後ろに居たカメハメハタイムに引く離されたので、心肺機能はまぁまぁで良いと思う。未勝利戦②ではスローからの5F戦で差し切り、ゴール前で差し切ったのでパワーと持続力を見せた。

葉牡丹賞ではスローからの5F戦を逃げ切り、パワーと持続力を見せた。ホープフルSではやや離れた中段の前からで、自身はややスローのはず。これでL1で苦しくなったので中緩みがなかった影響だと思う。弥生賞では中段の前から、4コーナーでスムースに中目に出して、直線すぐ内に居たドウデュースに当たりに行ったが、逆に弾かれて持続力でも見劣り。

皐月賞では中段の前から、直線L1標識手前で一杯になり凡走。六社Sではスタートやや早く中段の前から、直線で前が壁になり凡走。常総Sではスローからの6F戦を先行押し切り、高い持続力を見せた。2024年中山金杯ではスローからの5F戦を先行、スムースだったが差されて4着。この時は1着リカンカブールに1㎏、0.1差5着のホウオウアマゾンに3㎏もらっていたので、斤量の恩恵があった。

「中山記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、2走前の常総Sで同コースを勝っているし、前走も中山金杯で僅差の4着、中山コースはトータル3-2-1-5なので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、前走初の古馬混合重賞で4着だったが、1着のリカンカブールに1㎏、5着のホウオウアマゾンに3㎏貰っていたので、同斤量になると通用するか不安がある。

適性:竹-

ホウオウリアリティ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。    

・トップスピードの質は低い、持続力はまぁまぁ。

レース名 着順 内容
江ノ島S 9着 スローバランスをスタート五分に出て中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
阿武隈S 7着 ややハイペースバランスをスタート五分に出て後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
佐渡S 10着 スローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
魚沼S 1着 不良馬場でややスローバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに押し切り。
2023年アンドロメダS 6着 稍重でややハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2024年AJCC 11着 不良馬場で平均バランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
江ノ島Sでは中段からスムースだったが伸びずに凡走、L3からの11.2ではっきり見劣ったので、トップスピードの質で見劣り。阿武隈Sではややハイペースバランスを中段の後ろから、スムースだったが全く伸びなかったので、57㎏が影響した感じ。佐渡Sではスローからの4F戦で凡走、直線スムースだったが全く伸びないので、トップスピードの質では勝負にならない。

魚沼Sでは不良馬場で先行押し切り、中緩みからの3F戦で持続力はまぁまぁ。2023年アンドロメダSでハスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナーで距離ロスを最小限にしてポジションを上げたが、L1で見劣った。L1は11.7なので稍重だったがトップスピードの質で見劣り。2024年AJCCではスムースだったが全く伸びずに凡走、クラス負け。

「中山記念へ向けて」好材料:なし。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料は距離適性で、1800mは条件戦の3着が最高で、もう少し距離が長い方が良さそう。クラス負けの危険もあって、前走のAJCCで11着と全く勝負にならなかったし、2走前のアンドロメダSでも1着ディープモンスターに3㎏貰って0.4秒差、このクラスでは厳しい感じ。

適性:梅