2023年ジャパンC 回顧。タイトルホルダーは何がしたかったのか?

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走破時計 2:21.8    前半 1:09.1  上がり3F 36.5

まずは馬場状態ですが良馬場でした、土曜日に散水したこともあり含水率は下がらず、クッション値も変わりませんでした。土曜日と大きな差がなく、やや高速馬場という感じですね。

逃げたのはパンサラサ、スタートはやや早く促して前に行きました。向正面では15馬身位の差をつけて、単独2番手にスタートやや早かったタイトルホルダー。4馬身程の間隔でスタートやや早かったイクイノックス、更に3馬身程空けてスタートやや早かったリバティアイランド。その外にスタートやや早かったスターズオンアース。

スタートやや遅かったドウデュースが中段の前、その外にスタート五分のディープボンド、ショウナンバシット。中段やや前からスタート五分に出たスタッドリー、スタート遅かったイレジン。中段からスタート五分に出たダノンベルーガ、その後ろにスタートやや遅かったヴェラアズールでした。

パンサラッサのペースは前半1000m57.6、さすがに速過ぎですが向正面でも大きくは緩んでいません。タイトルホルダーの前半1000mは61秒くらいでしょうか?タイトルホルダーの上り3Fは35.0なので、自身のペースとしてはやや遅い感じがします。イクイノックスに33秒台の脚を使わせるペースですから、もう少し強気に行っても良かったような。

4コーナーです、L3標識付近でもパンサラッサとタイトルホルダーの差は詰っていない感じですね。逆にイクイノックスはタイトルホルダーの直後に差を詰めてきました。リバティアイランド、スターズオンアース、ドウデュースがスムースにコーナーを回っていきます。

直線L2標識付近です、パンサラッサが減速していき、タイトルホルダーとの差が10馬身程、この地点でイクイノックスがタイトルホルダーを並ぶ間もなく交わして行きます。リバティアイランドがイクイノックスの後ろから、その外にスターズオンアースがスムース。

直線L1標識付近です、イクイノックスが一気に引き離しているので、L2区間ではリバティアイランドにトップスピードの質で上回っていますね。リバティアイランドとスターズオンアースが追走して、タイトルホルダーを交わして行きます。外からドウデュースもスムース。

ここからイクイノックスは余裕で押し切り、リバティアイランドはスターズオンアースに食い下がられましたが、何とか振り切って2着を確保。スターズオンアースが3着は外枠を考えれば立派ですね。ドウデュースは上り33.7で4着、この上り3F33.7はダービーを勝った時と同じです。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はイクイノックス、本調子なら当然の結果で、今回よかったのは自身はスローペースで、前半無理をしていないことですね。上り33.5の一番時計を叩き出せるペースですから、凄いレースになっていますが、内容的には楽だったはずです。これはタイトルホルダーがペースを引き上げなかったためで、そういう意味でも幸運でした。この感じだとお釣りは有りそうで、有馬記念にも出てきて欲しいですね。

2着はリバティアイランド、イクイノックスを見る位置で、仕掛けもイクイノックスと一緒。これでL2区間で見劣ったので完敗ですね。2400mはやや長い印象で、2000m位の方が切れ味を生かせそうですね。

3着はスターズオンアース、8枠でリバティアイランドと1馬身差の3着なら高評価ですね。とりあえず出走組が居ましたから、外からでも大きなロスではなかった感じです。それもで1コーナーまでは距離ロスがあったので、斤量考えてもリバティアイランドよりも上の評価をした方がいいと思います。

4着はドウデュース、この馬は上がり3F33.7でダービーと一緒、なので能力は出し切っていると思います。ダービーの時とはポジションが違いますが、レースタイムもほぼ変わらないし、実力通りと見て良いと思います。

5着はタイトルホルダー、上がり3F35.0なのでもう少し前半ペースアップしても良かったはず。イクイノックスの上がり3F33秒台を使われるペースは、遅いと言われても仕方ないでしょう。もう少し強気に乗って欲しかったですね。

馬券の方は的中、当然トリガミでした。次回はチャレンジCの予定です。