2019年3月2日、3日に気になった馬。

土曜中山10Rからルフォール、いい意味でも悪い意味でも気になった馬です。脚部不安で1年ぶりの出走でしたが、ちゃんと走れていました。稍重で前が垂れなかったのは誤算でしたが差のない2着なら十分でしょう。悪い意味で気になったのは直線を向いての口向き、顔を左に向けてミルコも追いずらそうでした。左回りでラチに頼った方が良いかもしれませんね。東京の新馬戦ではまっすぐ走っているので、左回りでパフォーマンスを上げそうです。

日曜阪神10Rからキロハナ、かみ合いませんね~、トップスピードの質はとても高いのですが前に行ってしまうと苦しくなる、よって後方で足を溜めた方が良いのですが、そうなると展開待ちになってしまう。節分賞でも少頭数のスローバランスを中段から、直線のトップスピード勝負になったのは良かったのですが、相手が同じトップスピード自慢のエントシャイデン、リカビトスという不運。

実はこのクラスを勝ち切るチャンスが一度ありました、それが昨年のロードカナロアメモリアルです。マイルでハイペースバランスと、後方から差し切るには持ってこいの展開でしたが、こういう時に限って先行してしまい直線息切れ。この手の馬って前半からある程度流れるOP以上でこそ好走するので、OP入りさえしてしまえば重賞でも活躍できると思います。

もう1レース日曜中山10Rで130万馬券が出ましたので、こちらも考察します。

ハイランドピークが向正面で捲ったのが赤の部分です、緩んだ後に引き上げ始めたところで上がって行ってしまったんですね、そして更に悪い事に先頭列に並びかけたら内田騎手が譲らず、意地になって両者が競り合ってしまった結果、L4で11.6というラップを踏んでしまい万事休すでした。まぁこういう騎手で1番人気、単勝2.0倍はリスク大きいですよね。

マイネルオフィールはハイランドピークが仕掛けてペースが上がった時に、ポジションを下げて行くんですね、おそらく反応できずに下げたんだと思います。結局これが功を奏して最後にバテ差す脚が溜まったんですね。

こういう捲って行ってペースが上がったケースで思い出して欲しいのが2017年の宝塚記念、サトノクラウンが勝ったレースです。

赤の部分でサトノクラウン・ミルコが上がって行きます、ラップが13.1に落ちて行くところで上がって行って、中段のやや前に居たキタサンブラックのスイッチを入れに行くんですね。キタサンのスイッチが入りペースが上がったと見るや下げて行く、ここで前をやり合わせて自身は足を溜めた。そして直線は得意のバテ差しですね、トップスピードの質に難の有るサトノクラウンですが、持続力とパワーは化け物じみたものがある特性をミルコが理解していた為の動きだったんです。

まだ若い横山騎手なのでこういう失敗を繰り返して成長していくのでしょうかね~。若いといっても26歳かな?マーフィー君は23歳ですからね~。まぁお父さんもこの馬でやらかしているので、血は争えないのかな~。JRAがモレイラ騎手を不合格にしている間に、確固たる地位を築かないと、そのうち騎乗数が減って二進も三進も行かなくなるでしょう。菜七子騎手も女性ハンデ貰って騎乗数を増やしていますからね~。
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コメント

  1. ファイヤー より:

    はじめましてこんばんは。
    漠然としかレースを見ない私からしたらみややさんの洞察力には感心しました。
    ひそかにマイネルオフィールがオープンでもやってくれるとは思ってましたが、まさかまさかの最低人気の激走勝利は驚きました。

    • みやや より:

      ファイヤーさんコメントありがとうございます。お褒め頂き嬉しいです。
      マイネルオフィールは心肺機能が低いのか、道中流れてしまうと後半息切れしてしまうんですよね~。総武Sではハイランドピークが捲くって先頭を競り合った、L4の11.6の地点でズルズル下がったんですよね、あれが良かったw狙ってやったのなら騎手のスーパーファインプレーですが・・・。
      ファイヤーさんが注目されたのは初夢Sでしょうか、この時もL4まで超スローペースで13秒台を連発するようなレースでした。このことからL4まで心拍数を上げずに運ぶことが、オフィール好走の条件かもしれませんね。