2019年京成杯 回顧

1~3着は全て母父がディープインパクト、パワー溢れる父にディープの柔らかさを伝える母系の組み合わせでした。

走破時計2:01.2 前半1000m61.1 上り3F35.3

L10(12.8) L9(10.9) L8(12.5) L7(12.0) L6(12.9) L5(13.0) L4(11.8) L3(11.8) L2(11.4) L1(12.1)

馬場状態はこの時期の標準的な馬場で軽くはないという程度でした、5Rの未勝利戦マイルで1分34秒台、重くはないのでタイム的にはそれ程評価できるものではないと思います。
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展開ですが、スタートが良かったのはラストドラフトでしたが、全く行く気を見せずにカテドラルに前を行かせます。3番手にランフォザローゼス、シークレットラン、その後ろの内にヒンドゥタイムズ、外にマードレヴォイズ。内から出遅れたカイザースクルーンが押し上げてここまでリカバリー、外にダノンラスター、クリスタルバローズ、ナイママが居て最後方に出遅れたリーガルメインという並び。

前半1000mは61.1とスローバランス、L5の13.0ででダノン・ミルコが動いてL4から11秒台に入るロンスパ戦になります。きっかけを作ったダノンは早々に力尽きました。L4からのラップはラストドラフトのものでL1ではやや落としていますが、持続力はしっかりと見せてきました。前回の記事で書いたようにこのレースはハービンジャー産駒と相性の良いレース。2頭のハービンジャー産駒は騎手の差でリーガルメインを上にしましたが、3着に来たのは内をそつなく立ち回ったヒンドゥタイムズでした。この辺り3歳馬の未知な部分ですね。



では1頭ずつ見ていきます。

1着はラストドラフト、スタート抜群でしたが、ルメール騎手は全く行く気を見せませんでしたね。前走も中段から差す競馬で勝っていますから、前に馬を置いた方が力を出せると思ったのかもしれません。ノヴェリストの産駒でパワーを受け継ぎ、母父ディープからスピードを受け継いでいるようなので上手く育てば、クラシックでも活躍できるかもしれませんね。

2着はランフォザローゼス、マーフィー騎手はちょっと焦りましたかね~、ミルコが来た時に釣られてラストドラフトの外へ行ってしまいましたから、コーナーでのロスがありました。勝ち馬との差はこのコース取りでしょうね。マーフィー騎手はまだ若いのでこれも経験でしょう。新馬戦では上がり33秒台を使っているし、今回はロンスパ戦で2着に好走なので脚質の幅が広そうです。ただこういうタイプは2,3着の多い善戦すれども勝ち切れないタイプでもあるんですよね~。

3着はハービンジャー産駒のヒドゥンタイムズ、終始インコースで足を溜められて直線も、勝ったラストドラフトを目標に出来たことが好走要因でしょう。次走以降に大きな期待が出来るほどのレース振りではなかったですね。

4着はシークレットラン、3、4コーナーから手ごたえが怪しくなってしまったので、L4で一気にペースが上がるギヤチェンジが堪えたのかもしれませんね。葉牡丹賞では平均ペースでラップも片寄りのない淡々としたペースで1着なので、ダンカークの産駒はギヤチェンジが苦手なのかもしれません。

5着はリーガルメイン、ハービンジャー産駒はこちらを上に評価しましたが、出遅れでレースになりませんでしたね。スタートは速い方ではないですが、今回はカイザースクルーンがゲートを潜りそうになり、タイミングが合わなかっただけ。ちょっと運が無かったですね。直線の伸びは良かったので次走スタート5分なら期待できそうです。

3着にまったくノーマークの馬が来てしまい驚きました、2,3歳戦はこういう馬が来てしまうので手を出さないのです、見で正解でした。

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