2019年セントウルS 全頭評価。その3。タワーオブロンドンに訂正あり。

<タマモブリリアン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く持続力はある。

”2018年函館SS”ではハイペースバランスをスタートイマイチもジリジリリカバリーして先行、直線粘って5着、最内を先行出来たことで持続力を生かせた。”2018年バーデンバーデンC”では平均バランスを先行、直線外目から差し切って1着、この時が52㎏だった。”2018年キーンランドC”ではハイペースバランスを先行、直線入り口では一杯になり凡走、前半33秒台では苦しいのかも。”2019年CBC賞”では平均バランスを最後方から、直線全く伸びずに凡走。

「セントウルSへ向けて」好材料:・・・。悪材料:近走の悪さ。

イマイチ掴みどころのない馬で、OPに上がってからは1着は1回だけ、それがバーデンバーデンCで52㎏の軽ハンデだった、平均バランスですんなり先行出来たし恵まれた感が強い。トップスピードの質ははっきりと低いし、53㎏でも結構苦しんでいる。稍重のセプテンバーSをハイペースバランスで先行して勝ち切っている、条件戦だったが馬場が悪化した時にダンスインザダークの血が活性化するのかも。稍重では1-0-1-2と良馬場に比べれば可能性は高くなると思う。

昨年の函館SSでは先行して粘って5着と格好は付けてきた、この時は前半が33.1なので心肺機能は十分ある、内枠から先行出来た時に好走する傾向があるので、ラチに頼った方が良いのかもしれない。

好材料は無いと思う、近走は凡走が多く復活の兆しが全く見られない。悪材料は重賞での成績の悪さでしょうね。

<タワーオブロンドン>・Raven’s Pass産駒、休み明けでも走る。

・馬群を割れるほどの闘志はない。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低いがトップスピードの質はまずまず。

”NHKマイルC”では内枠から中段のインコースを追走、直線では前が狭くなり投げ出すように凡走。”キャピタルS””ではスローバランスを中段から直線スムースに外に出し、内優位の馬場を外から長くいい脚で伸びて2着、休み明けでフレッシュな状態で長く足を使ってきたが、坂での加速は平凡、内枠は良くない。”2019年東京新聞杯”では平均バランスをやや離れた中段の前から、直線狭くなって馬群を割れずに伸びきれなかった。”2019年京王杯SC”では0.3のややスローバランスを中段の外から、直線は外からスムースに加速して1着、直線狭くならずにスムースだったことが好走要因。”2019年函館SS”ではほぼ平均バランスを中段から、直線外からスムースだったが稍重馬場で思ったほど伸びず3着まで、この時は58㎏。”2019年キーンランドC”ではハイペースバランスを中段の後ろ内目から、直線は中目から前が空いてバテ差し2着まで、この時は58㎏で1着ダノンスマッシュは57㎏だった。

「セントウルSへ向けて」好材料:1200m、コース適正、ルメール騎手の継続騎乗、斤量1㎏減。悪材料:中1週のローテー。

はっきりしているのは瞬発力は低いが、トップスピードの質はまずまずで持続力も高い、これらは好材料だが欠点もある、それが闘志の無さではっきりと馬群に怯む。これは凡走した全てのレースに見られることで、キャピタルSでは休み明けでも外々を回してスムースだったことで良く伸びた。よって不安材料は枠だけで、内枠なら大きく割引だろう。函館SSで稍重馬場で差し損ねてしまったが、これが馬場によるものか初めて背負った58㎏の斤量によるものかは不明、上がり1番時計を出しているので、単に展開が向かなかった可能性の方が高いと思う。2019年キーンランドCでは7番枠から馬群の中で進めたが、直線で前が空いてバテ差し2着に、58㎏を背負っていて稍重の中バテ差して来たのは高評価。

好材料は適性を見せている1200mであること、近2走が58㎏を背負って2,3着で特にキーンランドCでは相手がダノンスマッシュだから、スプリンターとしての適性を見せたと言っていいと思う。阪神内回りは2歳時にききょうSでハイペースバランスを圧勝している、L1最速で坂をものともしないパワーを見せたので、コース適正は良いはず。ルメール騎手の継続騎乗も好材料ですね、ルメール騎手を確保できたからこその出走でしょう。近2走が58㎏でしたが今回は57㎏に1㎏減、別定戦でミスターメロディーが58㎏であることを考えれば好材料でしょう。

悪材料は中1週のローテーションで、当然この間隔は初めてになる。函館SSからキーンランドCまでが2カ月強の間隔を空けていたので、あまり気にする必要はないかもしれない。前走は直線でコースが空いたが、この馬は馬群を割るほどの闘志がないので、枠順は不安材料といっても良いと思う。

あくまで推測だが今回は必勝態勢で臨むのと思います、このローテーションで出走するということはサマースプリントシリーズを制して、4000万円のボーナスを取りに来ている可能性が高い。サマーズプリントシリーズの現在のポイント状況は1位カイザーメランジェ12P、2位ダイメイプリンセス11P、飛んで6位にタワーオブロンドン9P、可能性があるのはこの3頭だけ。

タワーオブロンドンが優勝するためにはセントウルS1着の場合は無条件で優勝。タワーオブロンドンが2位の場合、ダイメイプリンセンスが3着以上の場合はダイメイプリンセス優勝、ダイメイプリンセスが4位で同点、5位以下ならタワーオブロンドンの優勝。タワーオブロンドンが3位の場合はダイメイプリンセンスが4位以上でダイメイプリンセス優勝、5位で同点、6位以下でタワーオブロンドンが優勝。タワーオブロンドンは2位でも自力優勝が無く、ダイメイプリンセスに3位以内に入られると優勝できない苦しい状況です。

そもそも中2週の強行軍でセントウルSへ参戦するのは、スプリンターズSでルメール騎手を確保できないからだと思うので、セントウルSの1着賞金5900万円プラス、サマースプリントシリーズのボーナス4000万円(馬主3200万円、厩舎関係者800万円)で9900万円を是が非でも取りたいはず。スプリンターズSの1着賞金は1億1000万円なので、この9900万円は非常に大きいですよね。なので確実にサマースプリントシリーズを制するためにも、ルメール騎手に1着を強く求めているのではないでしょうか。

訂正、シリーズチャンピオンには1勝が必要でした。これで是が非でも勝たないといけなくなりましたね。

<ダイメイプリンセス>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力が高いバテ差しタイプ。

・休み明け良くない。

”2018年アイビスSD”では中段やや前から、L1で馬群を捌いて圧勝。”2018年北九州記念”ではハイペースバランスを中段からバテ差し2着、アレスバローズにはトップスピードの質で見劣り。”2018年スプリンターズS”稍重ではハイペースバランスを中段後ろから、インコースを突いてバテ差し4着。”2019年オーシャンS”ではハイペースバランスを出遅れて後方から凡走、-14㎏の影響かも。”2019年高松宮記念”ではハイペースバランスを後方から、直線は伸びずに凡走、この時は+18㎏。”2019年鞍馬S”ではほぼ平均バランスを3番手先行、直線は伸びずに凡走、心肺機能の低さを見せた。”2019年アイビスSD”ではスタート悪く後方から、ジリジリ伸びてはいるが内枠だったこともあり6着まで。”2019年北九州記念”ではハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外を回して直線スムースに加速してバテ差し1着。

「セントウルSへ向けて」好材料:中2週のローテー、騎手強化。悪材料:初コースの不安。

心肺機能はまぁまぁの物を持っていて2018年北九州記念でもハイペースバランスを中段からバテ差し2着まで持ってきた、この時の1着がアレスバローズでトップスピードの質では見劣った。持続力とパワーはスプリンターズSで見せていて、中段の後ろからコーナーをロスなく回ってバテ差し4着だった、稍重馬場でトップスピードの質を問われない馬場だったのが大きいと思うし、内を通したラインスピリットが3着だったので馬場の恩恵もあったと思う。

休み明けが良くなくて1-1-0-5と2回の好走はいずれも条件戦、この厩舎は仕上げが雑な印象で、2019年オーシャンSが-14㎏、2019年高松宮記念が+18㎏と走れる体調ではなかった。同じ厩舎に半弟のダイメイフジが居るんだけど、こちらも二桁の馬体重増減が結構あってきちんと仕上げている印象がない。

好材料は中2週のローテーで休み明けが良くないこの馬には好材料、前走の北九州記念も中2週だっからね。騎手は川田騎手への乗り替りで、テン乗りにはなるが成績を見ても秋山騎手とは比べるべくもない。悪材料は初めてのコースで阪神は外回りすら走った経験がない。平坦コースは5-1-1-11、直線に坂があるコースでは1-1-0-8と良くない。スプリンターズSで4着があるし中京でも2着があるから、坂が全くダメということはないと思うが・・・。