2022年エリザベス女王杯 全頭評価。その3。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

クリノプレミアム ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
由比ヶ浜特別 3着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。L2の10.8に対応できず流れ込むだけ。
松島特別 1着 平均バランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り快勝。4F戦で持続力を見せた。
長岡S 1着 スローバランスを逃げ切り。L2で11.0を踏んだがL1の12.7はイマイチだった。
2021年キャピタルS 11着 ややハイペースバランスを逃げて凡走。ペースがやや速かった感じ。
2021年ターコイズS 12着 稍重でハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。心肺機能で見劣り。
2022年京都金杯 5着 ややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線一瞬前が壁になってから伸びて5着。まぁまぁのトップスピードの質を見せた。
2022年京都牝馬S 16着 平均バランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して、4コーナーで躓いて止めている。
2022年中山牝馬S 1着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
2022年福島牝馬S 2着 ハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着。
2022年ヴィクトリアM 16着 平均バランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年京成杯AH 3着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。
2022年府中牝馬S 8着 平均バランスをを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
由比ヶ浜特別ではスタート良く中段の前から、直線スムースだったがすぐ前に居たアビッグチアにL2で引き離されたので、トップスピードの質で見劣った。松島特別では平均バランスだが、中段からで自陣はスローバランスだったので、心肺機能は見せていない。4F戦になりショート捲りで快勝しているので持続力は見せた。長岡Sでは逃げ切り、ギリギリスローバランスだったので心肺機能は見せていない。L2で11.0を踏んだ後のL1が12.7まで落としているのはイマイチ。由比ヶ浜特別の内容からも速いラップを踏むと、一気に足に来てしまい減速率が大きくなるのだと思う。

2021年キャピタルSではややハイペースバランスを逃げて凡走、心肺機能で一杯になった感じ。2021年ターコイズSでは稍重でハイペースバランスを2,3番手先行して凡走、心肺機能で一杯になっている。2022年京都金杯ではややハイペースバランスを中段から、自身はややスローだったはずで心肺機能は問われず。直線一瞬前が壁になり進路変更したが、そこからジリジリ伸びているので、まぁまぁのトップスピードの質と持続力を見せた。2022年京都牝馬Sでは4コーナーで躓いて止めている。

2022年中山牝馬Sではスローからの5F戦で、中段のやや後ろから持続力で差し切った。2022年福島牝馬Sではハイペースバランスを中段のやや前から、4コーナーで仕掛けているので、それが若干早かったようでゴール前で差された。2022年ヴィクトリアMではスムースだったが伸びずに凡走。2022年京成杯AHではスローからの4F戦になり3着、スタート五分から中段のやや前で、前優位の展開で持続力が活きた。2022年府中牝馬Sでは休み明け2走目でプラス12㎏、厩舎不安が出た。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:騎手強化。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険、斤量。

好材料は騎手強化で、松岡騎手から豊騎手なので大幅な騎手強化。悪材料は距離適性で、1800mまでしか走っていないので2200mは未知数。クラス負けの危険もあって牝馬GⅢの中山牝馬Sを勝っているが・・・。ヴィクトリアMの凡走は適性外のレースなので仕方ないが、GⅠで通用するかどうか未知数。斤量も56㎏は初めてで不安がある。ついでに厩舎不安もあって、この厩舎は使い方から仕上げまで雑、前走もプラス12㎏で凡走させたし、しっかり仕上げてくるか不安。

適性:梅

<ジェラルディーナ>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質は高い、持続力は高い。

”新馬戦”では稍重でスローバランスを中段の後ろから、向う正面で中段まで上がり3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。”中京未勝利戦”では平均バランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがフラフラしてしまい2着まで。”阪神未勝利戦”ではハイペースバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線L2まで追い出しを待って差し切り、フラフラしている。”阪神JF”ではややスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年エルフィンS”ではスローバランスを後方から掛かり気味、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず凡走。”2021年城崎特別”ではややスローバランスを中段から掛かって先頭へ、3,4コーナー外目を回して直線早々に失速して凡走。”2021年マカオJCT”では平均バランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年筑後川特別”ではスローバランスを後方から掛かり気味、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。”2021年西宮S”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。”2021年チャレンジC”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。”2022年京都記念”では稍重でスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。”2022年阪神牝馬S”ではややスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年鳴尾記念”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。”2022年小倉記念”では平均バランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線やや詰まって3着まで。”2022年オールカマー”ではスローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線前を抉じ開けて伸び差し切り。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:斤量。

<心肺機能について>阪神未勝利戦でハイペースバランスを中段やや後ろからで、掛かりながらジリっと上がっている、これでL1で差し切っているので心肺機能はまぁまぁの物を見せた。

<パワーについて>阪神未勝利戦でL1バテ差し、坂でのバテ差しなのでパワーは十分にある。2021年西宮SでL1の減速率の低さからもパワーは十分にある。2022年オールカマーでは中段のやや前から差し切り、パワー型にシフトしてきた。

<瞬発力について>阪神未勝利戦ではL2標識まで追い出しを待っていた、このレースのL2は11.4でこれはトウシンモンブランのタイム、この地点で2馬身位離されてしまったので、流れた中での瞬発力を発揮するのは苦手かもしれない。2021年チャレンジCでは中段の内からで、直線入り口まで追い出しを待ってしまい届かなかった。2022年小倉記念では4コーナーから前に詰まってしまい、再加速に手間取り3着まで。

<トップスピードの質について>新馬戦でも未勝利戦2戦でも掛かっていて、現状では不明。2021年西宮Sではスローバランスを中段の後ろから、直線スムースに差し切ったがL2の11.3に対して、自身は11.0くらいなのでやや高いくらいの評価で良いはず。2022年阪神牝馬Sでは後方から3,4コーナー内から4頭目、内・前優位の馬場でも、マジックキャッスルとデゼルと互角の末脚を見せたので、トップスピードの質は高いという評価で良いかも。2022年鳴尾記念ではL2区間でヴェルトライゼンデに付いて行けなかったので、トップスピードの質はやや高いというくらいだった。

<持続力について>未勝利戦の2戦ともスタートで遅れてから、中段まで上がって好走しているので、この馬自身は11秒台を何度も使っていることになる、特に中京の未勝利戦では緩んでいないので、持続力は相当高いはず。2021年マカオJCTでは中緩みのない平均バランスを中段からで、持続力の高さは見せた。

2021年筑後川特別ではスローからの5F戦で、大外を回す距離ロスがありながらL1のレースラップ11.1を3馬身程詰めて、更に1馬身半突き放したので自身のL1は10秒台のはず。とんでもない持続力を持っている、一旦スピードに乗ってしまうと止まらないタイプ。2021年西宮Sではトップスピードの質はやや高いという評価だが、むしろ持続力の高さを再度見せてきた。L1で3馬身位を詰めて0.3秒突き放したので、自身のL1は11.3くらいのはず。

<その他について>まずスタートが良くない、これは新馬戦から3戦全て遅れていて、大きく出遅れているわけではないが、中段の後ろからになってしまった。もう一点は気性で、これも3戦とも掛かっているので折り合いをつけるためには、重馬場や内枠が必要になると思う。さらに言うと直線でまっすぐ走れていない、特に中京未勝利戦ではかなりフラフラしていて、最後は騎手が危険を感じたようで諦めている。

阪神未勝利戦でも同じようにフラフラしていて、中京は左回りだったが今度は右回り、コースに関係なく内へ切り込んでしまう癖が改善されていない。これはまだ腰回りがしっかりしていないとか、そういう影響だと思う。現状ではお母さんのジェンティルドンナの悪い部分が目立っているが、溜めればトップスピードの質と持続力、瞬発力も見せられそうな感じはする。阪神JFでもスタート出遅れて後方から、終始掛かっていたし直線でもまっすぐ走れなかった。

エルフィンSでもスタートイマイチで掛かり気味、直線後方からで届かなかった。”2021年城崎特別”ではスタートまぁまぁで中段からだったが、掛かって抑えきれずに先頭へ立った、大きく外を回して直線入り口では一杯になり凡走したので、能力以前に気性の問題でレースになっていない。2021年マカオJCTではスタートまずまず、折り合いが付いて中段からスムースな競馬が出来た。

2022年京都記念では中段の後ろから届かず4着、展開も合わなかったが、直線の短いコースも合わなかった感じ。2022年阪神牝馬Sではスタート出遅れて後方から、3,4コーナーも内に入れずに凡走。この馬は中距離を使ってきたことで、前半の行き脚が付かなくなってしまった感じ、前・内優位の馬場で出番がなかった。

好材料は距離適性で、前走のオールカマーを快勝したし、京都記念でも2200mを4着と好相性。その京都記念が今回と同コースなので、コース適性も問題ないと思う。悪材料は斤量で、54㎏までしか背負った経験がないので、いきなり2㎏も増えてこなせるかどうか。クラス負けの危険も若干あって、前走のオールカマーでは牡馬相手にGⅡを快勝したが、3,4コーナーが内優位の馬場を最内を回していたので、馬場の恩恵が大きかった。クリスチャン騎手に替わって前に行くかどうか。

適性:竹+

スタニングローズ 特性 ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

レース名

(ペース)

着順

(馬場状態)

内容
サウジアラビアRC

(スローバランス)

3着(良) スタート~道中 スタート五分に出て少頭数の中段から。
3,4コーナー 内目を回してスムース。
直線 L2標識手前で前に詰まりブレーキ、L2から追い出して3着まで。
デイリー杯2歳S

(スローバランス)

5着(良) スタート~道中 スタート早く逃げ体勢から2番手。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
こぶし賞

(スローバランス)

1着(稍) スタート~道中 五分に出て少頭数の一団の中段から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースに伸びて差し切り。
フラワーC

(スローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタート五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースに伸びて差し切り。
オークス

(スローバランス)

2着(良) スタート~道中 スタートやや早く中段のやや前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースに抜け出したが差されて2着。
紫苑S

(スローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタと五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースに差し切り。
秋華賞

(ややスローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタート五分に出て大きく左に寄れ中段のやや前から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースに抜け出し押し切り。
サウジアラビアRCでは直線L2標識手前で詰まってブレーキ、上がり最速だったが届かず3着なので、瞬発力が高くなくトップスピードの質は見せている。デイリー杯2歳Sでは逃げから2番手、直線スムースだったが伸びなかった。この時は休み明け3走目だったので、疲労の可能性がある。こぶし賞では稍重でスローからの3F戦を差し切り、L2で10.4が出ているがここでは追走までなので、キレッキレのトップスピードの質は見せていない。フラワーCでは中段の前から、スローからの4F戦でL1差し切り、パワーと持続力を見せた。

オークスではスタート良く中段のやや前から、直線では一旦先頭に立ったが、スターズオンアースに目標にされて差されてしまった。勝ち馬にはトップスピードの質と持続力でわずかずつ見劣った。紫苑Sではスローからの4F戦を中段の前から、3コーナーから先頭に並びゴール前で差し切り。持続力の高さを見せた。秋華賞ではスタートで大きく左に寄れた、中段のやや前から進めて直線スムースに抜け出し押し切ったので、持続力の高さを見せた。

「エリザベス女王杯へ向けて」好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:なし。

好材料はコース適性で、前走阪神内回りの秋華賞を勝っているし、距離適性もオークスで2着しているので、2200mは好相性のはず。斤量も2kg貰えるので優位。悪材料は特になく、休み明け3走目だがオークス好走時が休み明け3走目なので不安はない。展開の幅が広い馬だし、前に行って折り合いも付くので騎手不安もない。

適性:松+

コメント

  1. そだしれいなす より:

    武豊さんがプルパレイに乗る説が出てたので不安でしたがどうやら土日は阪神っぽいですね(`・ω・´)武豊日記を読みまくるで!
    一方私は今年のアカイイトを探しています。それは彼女以外あり得ない…!
    アカイイトとマリリンとライラックが主軸だっ(無能