2023年高松宮記念 全頭評価。その5。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ファストフォース ・心肺機能は高い、パワーは不明、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
西部スポニチ賞 1着 稍重でハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し1着。心肺機能と持続力を見せた。
長篠S 6着 ハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質が低いことを見せた。
桂川S 8着 ややハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。スタートで前に行けずに先行出来ず。
2021年CBC賞 1着 ハイペースバランスを逃げ切り。この時は52㎏で軽ハンデだったが、走破時計1:06.0で日本レコードを更新、8カ月の休み明けでフレッシュだった。
2021年北九州記念 2着 稍重でハイペースバランスをやや離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて2着。稍重のハイペースバランスで心肺機能と持続力を見せた。
2021年スプリンターズS 15着 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。クラス負けした感じ。
2021年京阪杯 3着 平均バランスを逃げて3着。
2021年阪神C 7着 ややハイペースバランスを逃げて7着。距離と斤量の可能性。
2022年オーシャンS 9着 ハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。逃げられずに展開合わず。
2022年高松宮記念 9着 重馬場でハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年CBC賞 12着 ハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年北九州記念 10着 ハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年セントウルS 2着 ハイペースバランスを逃げ争い気味に2番手から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
2022年スプリンターズS 10着 ハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目をスムースだったが直線伸びずに凡走。
2022年京阪杯 7着 ややハイペースバランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年タンザナイトS 4着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが4着。
2023年シルクロードS 2着 平均バランスをスタートやや早く押して押して中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて2着。
西部スポニチ賞では2番手先行から押し切り、使い詰めだったが先行したことと稍重だったので、スピード勝負にならずに辛勝できた感じ。長篠Sはスタート出たが中段のやや前からで、この辺りは松山君が試した感じ。これで差し届かずで凡走したので、トップスピードの質では勝負にならない。続く桂川Sはスタートもイマイチで二の足も良くなく、追走するだけで精一杯、この辺りが使い詰めの影響だと思う。2021年CBC賞では8カ月の休み明けでフレッシュな状態だった、これでスーパーレコードを叩き出す逃げ切り、心肺機能と持続力だけでなく非凡なスピード能力も見せつけた。

2021年北九州記念ではスタート良かったが控えて、やや離れた追走集団の前から、これで2着に粘った格好なので持続力を見せた。1着は4㎏軽いヨカヨカなので好印象。2021年スプリンターズSでは平均バランスを中段から、前に行けなかった時点で好走は望めない、57㎏が堪えた感じはあった。2021年京阪杯では平均バランスを逃げて3着、荒れ馬場をものともしなかったし先行勢で唯一残ったので高評価、ただしこの時は56㎏。

2021年阪神Cでは逃げたが7着まで、斤量の可能性が高い。2022年オーシャンSではスタートで遅れて二の足も遅く、早々にリカバリーを諦めてしまい逃げられずに凡走。馬群に揉まれて投げ出してしまったので、内枠は良くない。2022年高松宮記念ではスタート出たが二の足が遅く逃げられず、直線スムースだったがが伸びなかった。

2022年CBC賞ではスタート速かったが二の足が遅く逃げられず、押して押して促していたが中段の前までで、行き脚が遅くなった印象。3コーナー辺りで追走に苦しくなり、直線入り口では一杯になった。2F目から10.0-10.4なので、昨年自身が勝った時よりも速いラップ、斤量も影響した感じ。この時は休み明けで-14㎏、非ノーザンF生産馬で厩舎の能力の低さが出ている。

2022年北九州記念ではスタート速かったが二の足が遅く中段の前から、4コーナーでは手応えが怪しくなり、直線スムースだったが伸びずに凡走。2022年セントウルSでは逃げ争いに行って2着、外目の枠でスタート五分だったが押して押して強引に逃げ争いに行って、周りの馬を気にしなかったのが良かったのかしっかり粘れた。 2022年スプリンターズSではスタート五分に出て押して押して2番手先行、出遅れたテイエムスパーダに内から来られて気持ちが切れたのかも。4コーナーでは手応えが悪くなり凡走した。

2022年京阪杯ではスタート出たが中段のやや前からで、3コーナーで手が動き追走に苦しんでいる。これで直線全く伸びずに凡走。2022年タンザナイトSではスタート五分に出たが進んで行かずに中段のやや後ろから、直線伸びてはきたが届かず。2023年シルクロードSではスタートやや早く、押して押して中段の前から。直線ではスムースだったがすぐしろに居たナムラクレアに、トップスピードの質で見劣り2着。

<逃げて周りを気にしないことが好走条件だが、スタートが遅くすんなり前に行けない。道悪で脚元を気にすれば最後まで集中できる感じ。>

「高松宮記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、前走同コースで2着だし、昨年のセントウルSでも2着、高松宮記念は9着だったが0.3差なので好相性で良いと思う。悪材料はクラス負けの危険で、前走はタイム差無しだが1着ナムラクレアに1㎏貰っていたし、セントウルSでもメイケイエールに1㎏貰って0.4秒差なので、やや足りない感じはある。

適性:竹

<ボンボヤージ>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは低い、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

“新馬戦”ではスローバランスを中段の後ろから、直線は流れ込むだけで凡走。”未勝利戦”では平均バランスを後方から、3,4コーナー外から捲り追い込みに行って1着。”2019年阪神JF”ではハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線入り口で一杯になり凡走。”2021年周防灘特別”ではハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。”2021年紫川特別”ではハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。”2021年淀屋橋S”では稍重でハイペースバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年マレーシアC”ではややハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年北九州記念”では稍重でハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが全く伸びずに凡走。”2021年セントウルS”ではハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年ラピスラズリS”ではややハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年北九州短距離S”では稍重でハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線入り口でバランスを崩し伸びなかった。”2022年オーシャンS”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年パラダイスS”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年福島テレビOP”では平均バランスを後方ポツンから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年北九州記念”ではハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。”2022年セントウルS”ではハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目をスムース、直線スムースだったが伸びずに凡走。”2023年京都牝馬S”ではスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。

「高松宮記念へ向けて」好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。

新馬戦ではレース慣れしていない部分を見せて全く勝負にならなかったが、未勝利戦でもスタートが悪く後方から、平均バランスになって捲り追い込みが決まった、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁの物を見せたが、全体のタイムも遅くまだまだ評価が難しい。2019年阪神JFではハイペースバランスを中段やや前から、直線入り口で一杯になってしまったので心肺機能は低い。2021年周防灘特別ではハイペースバランスを中段の前から、2着だったが1着デトロイトテソーロに0.5秒差だし、L1が12.5を離されてしまったので、この馬の心肺機能では苦しかった感じ。ただ中段の前で自身もハイペースバランスに入っていたので、心肺機能はまぁまぁの評価で良いと思う。

2021年紫川特別ではハイペースバランスを中段のやや前からで、自身は平均バランスくらいだった。これでⅬ1バテ差しを決めて差し切った、キレキッレのトップスピードの質を見せたわけではないが、まぁまぁのトップスピードの質と持続力を見せた。2021年淀屋橋Sでは稍重が良くなかったようで、直線全く伸びなかった。元々トップスピードの質は高くないが、L1では手応えが無くなってしまったので、道悪適性が良くない可能性がある。2021年マレーシアCではややハイペースバランスを2番手先行して快勝、心肺機能はまぁまぁまでで、L1で後続を突き放す持続力を見せたレース。

2021年北九州記念では稍重で適性外、中段のやや前で自身もややハイペースバランス、この程度のペースは問題なかったはずだが、直線入り口ですぐ前に居たヨカヨカに全く付いて行けなかったので、道悪適性の問題のはず。2021年セントウルSではスタートのタイミングが合わず中段の後ろから、全く伸びなかったのでトップスピードの質が低いことを見せた。2021年ラピスラズリSでは2,3番手先行したが、Ⅼ1で失速しているのでパワーが足りないのかもしれない。2022年北九州短距離Sでは稍重でハイペースバランスを中段の前から、直線入り口でノメッたようでバランスを崩してしまい、スムースだったが伸びなかった。2022年オーシャンSでは後方から全く伸びずに凡走、トップスピードの質で勝負にならなかった。

2022年パラダイスSでは平均バランスを中段の後ろから出伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2022年福島テレビOPでは後方ポツンから、平均バランスで届かず凡走。2022年北九州記念ではハイペースバランスを中段のやや前からで、自身平均くらいなのでまぁまぁの心肺機能は見せた。3,4コーナー最内でロスなく、直線も前が空き差し切り、この時51㎏だった。2022年セントウルSでは前残りの馬場を先行したが凡走、このクラスでは斤量の恩恵がないと勝負にならない。2023年京都牝馬Sではスタート五分に出て中段のやや後ろから、全く伸びずに凡走したのでクラス負け。

好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で、前走も12着だしセントウルSでも10着なので、ここでは苦しいと思う。

適性:梅

<メイケイエール>・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。・反動が出やすい。

”新馬戦”ではハイペースバランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し持ったまま圧勝。”小倉2歳S”では重馬場でハイペースバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。”ファンタジーS(阪神)”ではややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。”阪神JF”ではややスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。”チューリップ賞”では稍重でスローバランスを中段から、3コーナー手前で先頭に立ちスムースに押し切り1着同着。”桜花賞”ではややハイペースバランスをスタートで遅れてから大暴れしながら先頭に立ったが凡走。”2021年キーンランドC”ではハイペースバランスを逃げて凡走。”2021年スプリンターズS”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。”2022年シルクロードS”ではややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。”2022年高松宮記念”では重馬場でハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが5着まで。”2022年京王杯SC”では平均バランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。”2022年セントウルS”ではハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し圧勝。”2022年スプリンターズS”ではハイペースバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。

「高松宮記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

<心肺機能について>新馬戦、小倉2歳Sがハイペースバランス、ファンタジーSでもややハイペースバランス、これを中段から差し切っているので心肺機能はかなり高い。3走とも前半かなり掛かっているので、これで押し切ってしまうのは距離もあるが、心肺機能が高くないと説明が付かない。

<パワーについて>ファンタジーSが阪神開催でⅬ1の坂も克服して快勝している。小倉2歳Sで重馬場を快勝しているので、パワーは高いものを見せている。チューリップ賞でも阪神のL1でしっかり粘っているので、パワーは十分にある。

<瞬発力について>現状では不明。

<トップスピードの質について>阪神JFでは掛かりながらも外から一旦先頭まで出ている、L2は11.4なのでそれ以上は出しているはずでトップスピードの質は見せた。2022年シルクロードSではL2の11.2で先頭に立ったので、自身10秒台に入っていた可能性がありトップスピードの質を見せた。2022年高松宮記念では外枠で不利だったが、直線ジリジリ着て5着なので、トップスピードの質は悪くないと思う。2022年京王杯SCでは中段から、終始掛かっていたがL2で先頭に立ち押し切ったので、トップスピードの質を見せた。2022年セントウルSではハイペースバランスを中段のやや前から、上り32.9で差し切り圧勝なのでトップスピードの質はやや高いものを見せた。

<持続力について>心肺機能に関係していると思うが、とにかく先行してもバテないどころか、掛かりながらももう一足使ってくるので、持続力はかなり高い。もちろん現状では1400mしか経験していないので、マイル以上でも持続力を発揮できるかは未知数だが。チューリップ賞では3コーナー手前で先頭に立ち、11秒台を連発してL1は12.3迄落としたが、稍重を考えれば後半5F戦にしているので持続力は高い。

<その他について>新馬戦から掛かりまくっていて、2戦目の小倉2歳Sから手綱を取った豊騎手も、スタートはソロっと出していた。それでもレースが始まるとスイッチが入ってしまい、重馬場でもお構いなしに掛かっていたので、今後は距離とともに折り合いがカギになりそう。マイル以上では内枠が欲しい。阪神JFでも掛かりっぱなしで、L1で垂れてしまった。

チューリップ賞では内枠で前に馬を置いたが危険なほど掛かってしまい、3コーナーで先頭に立った。これで折り合えていたので、先頭に立つと落ち着くリーダー気質なんだと思う。桜花賞ではスタートで遅れてしまい、馬群の中で大暴れしてしまいそのまま先頭、直線入り口で力尽きて凡走。2021年キーンランドCではスタートイマイチだったが、押さえが効かずに逃げの手に出た、前半34.0なので先頭に立ってからは折り合いが付いている。これでL1失速しているので、プラス20㎏も含めて走れる状態ではなかった。

2021年スプリンターズSでは位置も通りスタートがやや遅れた、これでタイセイビジョンを吹き飛ばしながら外へ出して上がって行き、3,4コーナーも外目を回して伸びて4着、内前優位の展開と馬場だったのでこの4着は驚異的。2022年シルクロードSでは馬具を工夫して暴走を抑えられた、やや掛かったが許容範囲でトップスピードの質と持続力を見せた。2022年京王杯SCでは終始掛かりっぱなし、1400mで持ったがこれ以上伸びると大きな不安になる。

2022年スプリンターズSでは中段のやや前からスムースだったが伸びずに凡走。馬場バイアスも影響したが、この馬は連続好走しないので反動の影響だと思う。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースは外枠だったこともあり5着だったが、2022年シルクロードSを勝っているので、このコースは好相性で良いと思う。悪材料は特になく、外枠を引いた時に不安が出て来る。

適性:松

<ロータスランド>・心肺機能はやや高い、パワーはある、瞬発力はやや良い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。・L1で12秒台に入れば好走する。 

・前半が34秒台かつL1が12秒台が好走条件。

”新馬戦”ではスローバランスを2番手先行、L2から追い出して押し切り。”もみじS”では不良馬場でややハイペースバランスを2,3番手先行、直線L2から追い出して2着、外から勢いを付けてきたラウダシオンにトップスピードの質で見劣った。”2019年阪神JF”ではハイペースバランスを2番手先行、直線入り口で一杯になり凡走。”2021年2月1勝クラス”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。”2021年3月1勝クラス”では稍重でややスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年須磨特別”では稍重でスローバランスを2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年米子S”では重馬場でややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2021年中京記念(小倉)”ではスローバランスをやや離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが5着まで。”2021年関屋記念”では平均バランスを2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。”2021年富士S”ではややスローバランスを逃げて凡走。”2021年マイルCS”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年京都牝馬S”では平均バランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し1着。”2022年高松宮記念”では重馬場でハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し2着。”2022年安田記念”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年スワンS”では平均バランスを中段の前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年マイルCS”ではややスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年阪神C”ではハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2023年京都牝馬S”ではスローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて3着。

「高松宮記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:展開。

サンプルが少なく不明な点が多いが、それも2戦とも福永競馬をしているので持続力が高いのかどうかが分からないんだよね~。もみじSで不良馬場をややハイペースバランスで先行して2着だから、持続力は高そうだけど上がり3Fが36.0ではなんとも・・・。血統的には父系も母系もアメリカ型なので、ダートや芝でも短距離で良さが出そうだけど、これもやってみないと分からない。2019年阪神JFではハイペースバランスを2番手先行、直線入り口で一杯になっているのでこの距離では心肺機能が持たないと思う、1200で見直しかも。

2021年2月阪神1勝クラスではスタート良かったが下げて中段から、直線ではL2で逃げ馬に引き離されたが、L1でジリジリ伸びてきたので、パワーと持続力を見せた。2021年3月1勝クラス稍重でトップスピードの質が問われず、パワーと持続力で快勝した。この時は中段の前から進めたことも良かったはず。須磨特別では稍重だったが高速馬場、2番手先行から3F戦を抜け出し下り坂を利用してトップスピードの質を誤魔化せた。

2021年米子Sでは重馬場でややハイペースバランス、自身は平均くらいで心肺機能の高さを見せたし、持続力とパワーも見せた。2021年中京記念(小倉)で弱点を曝け出してしまった、この開催の小倉は異様な高速馬場で、スローバランスを容認した騎手のペース認識の悪さに足を引っ張られた。これでL4から11秒台の半ばを連発する展開になり、トップスピードの質で見劣った。特に下り坂がなかったことでスピード負けした格好で、L1でもバテていないので距離適性は1800mまで持つはず。

2021年関屋記念ではスロー気味の平均バランスを先行して押し切り、前優位の流れだったがクラス負けの危険も覆して快勝した。トップスピードの質は見せていないが、持続力の高さは見せた。2021年富士Sでは逃げて凡走、前哨戦でプラス10㎏なので仕上げて来なかった。2021年マイルCSでは高速馬場でスローバランス、L2で10秒台に対応できずに凡走した。2022年京都牝馬Sでは平均バランスを先行押し切り、L1が12.1迄落ちて持続力が活きた。

2022年高松宮記念ではL1が12秒台迄落ちる展開で2着、パワーと持続力を見せた。2022年安田記念ではスローバランスを中段から、ミルコに乗り替わってスタートがイマイチだった。スローからの3F戦で流れ込むだけ、L1が11.4では対応できななかった。2022年スワンSでは中段の前から、4コーナーで馬場の悪い外目を回したし、L1が11.9だったので対応できなかった。

2022年マイルCSでは2番手先行から、スローのL2最速戦を容認してしまい、L1が11秒台で凡走。2022年阪神Cではハイペースバランスで前半33.4を先行、3,4コーナーも馬場の悪い中目を回す謎騎乗で凡走。2023年京都牝馬Sではスタート意図的に出さずにやや遅く、内を狙って切り込み後方から。直線内からスムースに伸びて3着。この時はL1が11.6で好走条件から外れているが、前半無理をしなかったことで足が持った感じ。使える脚が短いイメージ。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースで2着なので好相性。悪材料は展開で、前走は後ろから素晴らしいコース取りで3着、先行して粘る以外にも幅の広さを見せた。ただ使える足が短いので、正攻法のレースをすると足りなくなる可能性がある。

適性:竹