2020年京都記念 予想。高速馬場でスピードが問われそう。


土曜日の馬場情報 良馬場  Aコース

含水率 ゴール前10.4% 4コーナー10.8% (5:00)

クッション値 9.5 標準 (7:30)

馬場状態ですが土曜日は良馬場でした、9R摂津特別が2勝クラス1400mで1:21.0、10R飛鳥S3勝クラス1800mで1:46.3、11R洛陽Sがリステッド1600mで1:35.2でした。飛鳥Sの走破時計はクラスを考えると結構速いですね、洛陽Sはかなりのスローバランスでしたが、10頭立てで6頭が上がり3F32秒台ですから、高速馬場と考えて良いでしょう。明日にかけても雨の心配はなく、高速馬場で行われると思います。クラスを考えると上り3Fはかなり速いものを求められそうですね。

◎ラヴズオンリーユー

○ジナンボー

▲ダンスディライト

△ステイフーリッシュ 

★ワグネリアン                          

馬連 ④⑩=②④⑤⑦⑩ 7点                    

3連単 ④-②⑤⑩-②⑤⑩ 6点

  

逃げるのはダンビュライト、2番手にステイフーリッシュ、外からジナンボー。中段の前からラヴズオンリユー、ハッピーグリン。中段からベストアプローチ、ダンスディライト。中段の後ろからレイエンダ、ワグネリアン。後方からモズベッロとサトノルークスという並びを想定。

逃げるのはダンビュライト、京都大賞典でも逃げていますし、他に何が何でも行きたいタイプも居ないので、外目の枠ですがスンナリ逃げられると思います。ジナンボーが岩田騎手なのでスタート次第では主張する可能性もありますが、岩田騎手の場合はスローの逃げを狙うはずですから、ダンビュライトが行く気を見せれば2番手で折り合うと思います。ステイフーリッシュもスタートさえ出れば2番手は楽に取れると思うので、逃げ争いはなく1コーナーでペースが落ちそうです。

スタートは悪くないラヴズオンリーユーは中段の前を取れそう、もちろん川田騎手へ乗り替わりますから、馬群の外でいつでも動ける位置を取ってくるはず。その内にはハッピーグリン、北村友騎手なのでこの枠で下げることはないと思います。ダンスディライトはスタートがカギ、前走は五分に出ましたが大きく遅れることもあり不安定なので、中段が取れるかはゲートが開いてみないと分かりませんね。ワグネリアンも出たなり、ダンスディライトと位置が逆になるかもしれません。サトノルークスは出して行くかどうか、幸騎手なのでここで積極的に行くとしても、好走の期待よりもむしろ変なペースにしてレースを壊しそうな不安の方が・・・。モズベッロはいつも通りだと思います。

4コーナーです、ダンビュライトがスローロンスパの展開に持ち込むと思いますが、ジナンボーの方がスピードを持っていると思うので、この辺りで並びかけると思います。ここでラヴズオンリーユーがジナンボーの外へ行けばいいのですが、直線入り口までジナンボーの後ろに居ると、ステイフーリッシュのスペースが無くなりますね。ここは川田騎手なので、外から来られなければあえて仕掛けを遅らせて、ステイフーリッシュのスペースを殺す可能性が高いと思います。ダンスディライトは動き出しの反応が鋭い方ではないので、ラヴズオンリーユーに合わせる形だと思います。ただし、岩田望騎手なのでラヴズオンリーユーに先んじて動き、外を回す可能性もゼロではないと思います。

ワグネリアンは外を回してしまうはずで、この地点はL3からペースが上がる地点、明日の馬場状態を考えると11秒台前半に入っていると、このロスは距離以上に脚にきそうですね。モズベッロは緩んだ地点で捲り切っていればいいのですが、捲り追い込みを狙うようだと、コーナーで11秒台前半のラップに対応できずに勝負権を失いそうです。

直線L1標識付近です、ジナンボーが抜け出しラヴズオンリーユーが並びかけると思います。その後ろからダンスディライト、内からステイフーリッシュですが、ステイフーリッシュはただでさえトップスピードの質が低いので、ここから前を捉えられるかは大きな不安。ステイフーリッシュが好走するためには、4コーナーから直線入り口で先頭に立ってしまった方が良いと思います、それを和田騎手に出来るかどうか・・・。コースロスのありそうなワグネリアンがどこまで伸びるか、モズベッロはバテ差しに賭けてもこの馬場だと届かないかも。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ラヴズオンリーユー  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁで持続力は高い。・スタートが悪く、掛かることがある。好材料:コース適性。 悪材料:特に無し。

調教データ

今回:栗東w37.0-11.7,単走持ったまま、バランス良い。

2020年有馬記念:栗東w37.5‐12.1、単走やや強め、バランス良い。10着

2020年エリザベス女王杯:栗東坂路39.5-11.9、単走持ったまま、バランス良い。3着

2020年府中牝馬S:栗東w40.3‐12.9、単走持ったまま、バランス良い。5着

2020年鳴尾記念:栗東w38.9-11.5、単走持ったまま、バランス良い。2着

2020年ヴィクトリアM:栗東坂路39.3-12.4、単走持ったまま、バランス良い。7着

2019年エリザベス女王杯:栗東坂路40.5-13.1、単走持ったまま、やや重苦しい。3着

2019年オークス:栗東坂路12.8、単走持ったまま、バランスは良い。1着

今回は川田騎手へ乗り替りですね、気分転換になれば良いのですが。コース適性は昨年のエリザベス女王杯で3着だし、鳴尾記念でも2着と相性は良いはずです。今回は調教が良く見えました、この馬は古馬になってからは最終追い切りの上り1Fが11秒台だと好走していますね、今回は11.7を持ったまま出してきたので、絶好調と見ました。

その上で内過ぎない枠、スタートも悪くなく川田ポジションが楽に取れそうなメンバー構成、高速馬場と条件は揃ったと見ます。

○ジナンボー  ・心肺機能は不明、パワーは低い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・スタート良くない。坂は良くない。好材料:なし。悪材料:コース適性。

調教データ

今回:美浦w39.1-13.1,一杯併入、バランスは良い。

2020年天皇賞(秋):美浦w40.3-13.8、抑えて併入、バランスは良い。7着

2020年新潟記念:美浦w39.6-13.2,単走持ったまま、バランス良い。2着

2019年大阪杯:栗東坂路12.4、単走持ったまま、バランス良い。6着

2019年ジャパンC:栗東w39.0-12.6、単走やや強め、バランス良い。13着

2019年新潟記念:美浦坂路38.0-12.6、単走強め、バランス良い。2着

コース適性に疑問符が付くのですが、高速馬場で中緩みが出来そうな展開は2度の好走がある新潟記念と被ります、条件戦ですが中山の冨里特別を勝っているので、みややの評価が外れているかも。岩田騎手なら一発狙ってきそうですし、高速馬場で前残りの展開を味方に付けられれば。

▲ダンスディライト  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、スタート不安、騎手弱化。

調教データ

今回:栗東w39.8-12.5,やや強め併入、バランス良い。

前走条件戦ですが同コースを快勝したのでコース適性は高いですね、この馬はペースに注文が付かないので、後方でポツンにならなければ格上げ戦になりますが対応可能だと思います。騎手不安はありますが、余計なことをしなければ馬の能力は足りるのでは。

△ステイフーリッシュ  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。・トップスピードの質はやや低くロンスパ向き。・休み明けでも走るが疲れやすい。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路38.8-13.0,単走持ったまま、バランス良い。

2021年AJCC:栗東坂路38.1-12.6,一杯併入、バランス良いが反応悪く見劣り。4着

2020年京都大賞典:栗東坂路41.5-13.0、単走持ったまま、バランス良い。5着

2020年オールカマー:栗東坂路39.1‐13.0、強め併入、バランスは良いが進んでいかない感じ。3着

2020年大阪杯:栗東坂路38.3-13.2、一杯1馬身遅れ、バランスは良いがコントレイルの見劣り。9着

2020年京都記念:栗東坂路38.3-12.6、持ったまま併入、バランス良い。3着

2020年AJCC:栗東坂路38.7-12.9、持ったまま併入、バランス良い。 2着

2019年大阪杯:栗東坂路12.6、強め併入、バランスは良いが反応悪い。13着

阪神内回りは大阪杯で2度凡走していますが、いずれも展開合わずで度外視して良いと思います。チャレンジC3着や中山での好走歴が多いので、ペースさえ合えばコース適性は高いと思います。今回は内枠を引いてしまったので、4コーナーから上手くコースが空くかどうか、和田騎手なので信用出来るかと言われると、無理!

★ワグネリアン  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。

調教データ

今回:栗東坂路40.1-12.8,単走持ったまま、バランス良い。

2020年宝塚記念:栗東芝36.4-11.6、単走持ったまま、バランス良いがやや重苦しい。13着

2020年大阪杯:栗東坂路39.7-12.9、単走持ったまま、バランス良い。5着

2019年ジャパンC:栗東坂路39.6-12.8、持ったまま併入、バランス良い天皇賞(秋)と一緒。3着

2019年天皇賞(秋):栗東坂路39.3-12.8、単走持ったまま、バランスは良い。5着

2019年大阪杯:栗東坂路12.4、単走持ったまま、バランス良い。3着

7か月半の間隔になりますね、喉鳴りの手術を受けたようで術後の状態も気になります。豊騎手の重賞成績が良くないので、この評価までですね。

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