2022年クイーンS 全頭評価。その2。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

スライリー ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

レース名 着順 内容
赤松賞 7着 スローバランスを少頭数の中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。直線入り口ですぐ後ろに居たアカイトリノムスメにトップスピードの質で見劣り。
菜の花賞 1着 スローバランスを中段やや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて差し切り。スローからの2F戦になっている割に、上り3F34.4でレースレベルは疑問、パワーは見せた。
クイーンC 10着 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線詰まって凡走。前走1着で味を占めたように中段まで下げた謎騎乗。
フローラS 2着 スローバランスを離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがL2過ぎまで待ってしまい2着。L2過ぎまで待ってしまう謎騎乗だったが、追い出してから加速していないので、瞬発力の低さを見せた。
オークス 12着 平均バランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったがL1で失速凡走。L4で外から上がって行ったので、距離ロスが大きく持続力で見劣った。
紫苑S 15着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線入り口で一杯になり凡走。5F戦になり持続力で見劣った。
秋華賞 5着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びたが5着まで。パワーと持続力は見せた。
2021年キャピタルS 9着 ややハイペースバランスをスタート良く2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが凡走。
2022年愛知杯 13着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年中山牝馬S 4着 スローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが4着まで。持続力を見せた。
2022年福島牝馬S 7着 ハイペースバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年メイS 6着 稍重でスローバランスをスタートやや遅れ中段から、向正面で掛かってしまい先頭へ、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
デビューから石川騎手が乗っていて、菜の花賞では勝っているが、レースレベルに疑問符が付く内容だった。クイーンCでは前走差して勝ったことで中段まで下げている、これで直線内に詰まった。フローラS2着で結果だけ見れば14番人気なので高評価だが、Ⅼ2標識過ぎまでなぜか追い出さなかったのは謎、外からクールキャットに並びかけられて追い出しているので、ここでも謎騎乗を見せた。このレースでは瞬発力の低さを見せたし、トップスピードの質が高くないことは再三見せている。

オークスではL4で外から上がって行ったので、L1で失速して凡走した、L4のレースラップは12.1なのでここで11秒台を踏んだのは大失態だと思う。紫苑Sではスローからの5F戦を先行したが、L3辺りで手応えが怪しくなり直線入り口では一杯、持続力で見劣ってしまった。秋華賞では中段からになり届かず、ポジション取りにまずさが出た。2021年キャピタルSではややハイペースバランスを2番手先行、L3の11.2には対応したがL2からの減速率が大きくなったので、心肺機能で見劣り。

2022年愛知杯ではスローバランスを中段のやや前から、スローの4F戦でトップスピードの質で見劣り。2022年中山牝馬Sではスローバランスを中段の後ろから、この時はスローからの5F戦でトップスピードの質が問われず、持続力を生かして4着にバテ差して来た。2022年福島牝馬Sでは中段のやや後ろから、自身も平均くらいだったはずで、L1で減速率が大きくなったのは心肺機能で一杯になった可能性がある。2022年メイSではスタートでやや遅れて中段から、向正面で掛かってしまい先頭まで上がり全体がペースアップ。自身は6F戦くらいになっていてL1で失速して凡走。

「クイーンSへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手不安。

好材料は距離適性で、菜の花賞でマイルを勝ちフローラSで2000mを2着しているので、1800mはこなせるはず。悪材料はクラス負けの危険で、オークス以降3着以内無し、中山牝馬Sで0.2差4着があるが、斤量が軽かったし展開も嵌ってのもの。騎手不安もあって石川騎手の継続騎乗だと不安、前走掛かってしまったので余計にビビッて消極的に乗りそう。

適性:梅

テルツェット ・心肺機能はまぁまぁ、パワー有る、瞬発力はまぁまぁ。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。 ・スタートが良くない。

レース名 着順 内容
ミモザ賞 3着 稍重で平均バランスを離れた追走集団の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。
村上特別 1着 ややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて快勝。
国立特別 1着 スローバランスを少頭数の中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
節分賞 1着 スローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
ダービー卿CT 1着 ハイペースバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。
2021年ヴィクトリアM 14着 スローバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2021年クイーンS 1着 平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。トップスピードの質が問われない展開になり、持続力が活きた格好だが、ルメール騎手のコース取りも素晴らしかった。
2021年エリザベス女王杯 11着 ハイペースバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。距離適性が出た感じ。
2022年中山牝馬S 5着 スローバランスを後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず。
2022年ヴィクトリアM 13着 平均バランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
ミモザ賞ではL2でウインマリリンに瞬発力で見劣り、L1ではウインキートスに持続力で見劣り。村上特別では中段から差し切り、ややハイペースバランスで自身も平均には入っていたはず、なのでまぁまぁの心肺機能とL2最速戦をL2で先頭に立ったのでまぁまぁの瞬発力とトップスピードの質も見せたし、L1でも差を広げているので持続力も見せた。ミモザ賞との比較ではマイルで良さを見せてきた感じだが、新潟だったので額面通りには受け取れない。国立特別ではスローバランスで、L3から10.8-11.0-11.6をL2で差を詰めているので、自身は10秒台を2連発したはずでトップスピードの質と持続力を見せた。

節分賞ではスローバランスで中段のやや後ろから、この時は中緩みが11.7と大きくなかったことで、トップスピードの質が問われる比率は大きくなかった、これでもL2で一気に差を詰めているので、パワーと持続力を見せた。ダービー卿CTではハイペースバランスを中段のやや後ろからで、自身はややスローくらいだったはず、これで外から差し切ったのでバテ差しが嵌った。この時すぐ後ろに居たカテドラル56㎏にゴール前で詰め寄られたので、まぁまぁの評価まで。2021年ヴィクトリアMでは後方から届かず凡走、この馬のトップスピードの質では勝負にならなかった。

2021年クイーンSでは平均バランスだったので、トップスピードの質が問われず差し切り、4コーナーのコース取りが神懸っていたし、直線ではマジックキャッスルを目標に出来た。2021年エリザベス女王杯では距離適性が出てしまった感じで、Ⅼ1で失速した。2022年中山牝馬Sではスローバランスを、スタート出遅れて後方から。3,4コーナーでも外を回してスムースだったが、届かず5着、スローからの5F戦だったがL1でも11.8なので届かなかった。この時は56.5kgと休み明けもあった。2022年ヴィクトリアMでは平均バランスを後方からで届かず、消耗戦にならずに出番がなかった。

「クイーンSへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースを快勝しているが函館だった、1800mは2勝していて2走前の中山牝馬Sでも0.2差5着なので距離適性は好相性。。昨年と同じローテーで、ヴィクトリアM凡走からだし、クラス負けの危険もない。悪材料は特になく、池添騎手を予定しているようで大きな不安はない。斤量と馬場状態次第では届かない可能性も。

適性:竹+

ファーストフォリオ ・心肺機能は低く、パワーある、瞬発力は高い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

レース名 着順 内容
アクアマリンS 8着 不良馬場でハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが全く伸びずに凡走。
淀屋橋S 4着 稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。
函館日刊スポーツ杯 13着 ハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが早々に一杯になり凡走。
TVh杯 2着 ハイペースバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。
日高S 1着 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線前が壁になったが、空いてから伸びて差し切り。瞬発力の高さを見せた。
2021年スワンS 6着 ハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが6着まで。
2022年淀短距離S 11着 ややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線前をカットされたがそれ以前に伸びなかった。
2022年鞍馬S 6着 平均バランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線大きく進路変更して届かず。
2022年函館SS 11着 ハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず。
アクアマリンSと淀屋橋Sでは道悪でハイペースバランス、中段と中段の後ろからというポジションの差があって、結果も1.1秒差8着と0.2秒差4着と大違い。心肺機能の問題が結果に大きな違いを生んだ感じ。函館日刊スポーツ杯ではハイペースバランスを先行して一杯になった、この時は休み明けでプラス18㎏も影響したはず。TVh杯ではハイペースバランスを中段やや後ろからで、自身はややスローくらいのはず。これで2着まで差し込んできたので、溜めての直線勝負が合っている感じ。

日高Sでは直線で前が壁になり、空いてから瞬時に加速して差し切ったので、お母さん譲りの瞬発力の高さを見せた。2021年スワンSでは後方から、0.3差6着まで追い込んできたので悪くはないが、トップスピードの質で見劣っているので初手のポジションを取れないと厳しい。

2022年淀短距離Sでは中段から、直線では伸びが悪く前をカットされ凡走。追走に苦労している。2022年鞍馬Sでは平均バランスを後方から、前半全く無理をしなかったことで上がり最速だったが、直線で大きく進路変更したこともあり届かず。2022年函館SSでは後方から、内優位の馬場で外へ行ったので伸びなかった。ただし上り3F3位だしL1でも差を詰めているのでバテてはいない。

1400mでは前半が忙しい印象もあるので、距離延長で期待したい。

「クイーンSへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:初距離、クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、札幌コースは1200~1500で3戦3勝と好相性。距離は初めて1800mを走るが、短距離では前半の追走に苦労していたし、お母さんがシーザリオなので問題はないはず。悪材料は初距離、こなせると思うが如何せん初めてなので不安。クラス負けの危険もあって重賞で結果が出ていないので、初めての条件でどうか。

適性:竹