走破時計1:20.9 前半600m通過34.2 上り3F35.0
馬場状態は高速馬場と言っていい程に乾いていましたね、1分20秒台は想定外でした。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。クリックで大きくなります。
見ての通りの消耗戦でしたね、その中で先行して3着に残ったローゼンクリーガーは立派でしたね。L3は11.9まで落としていてこのラップはハッピーアワーのものなので、グルーヴィット共々バテ差して来たんですね。ヴァッシュモンはこのペースで先行して垂れているので、もっと距離が伸びた方が良いのでしょうね。
逃げたのはスタークォーツ、内からジャカランダシティ、ローゼンクリーガー、外からヴァッシュモンが先行。シングルアップ、ダノンジャスティス、ドゴール、ショウナンタイガ、ブリングイットオン、グルーヴィットが中段。後方からハッピーアワー、イッツクール、ザイツィンガー、ニューホープが最後方でした。
イッツクールが全く行く気を見せずに後方からになり、ペースが落ち着くかと思いましたが、スタークォーツは34.2でかなり飛ばしましたね、スタークォーツは今までこんなペースで逃げたことはなかったので、かなり意外でした。ヴァッシュモンがこのペースに付いて行き息切れしましたね。
直線入り口で先行勢が早目に動いたこともあり、直線では後方から外に出した2頭が突き抜けましたね。ハッピーアワーはイッツクールを張るように進路を作って、グルーヴィットの後ろから、そのグルーヴィットも4コーナースムースに外を回してバテ差しでした。内ではローゼンクリーガーがスタークォーツとジャカランダシティの間を割って、ショウナンタイガは内ラチ沿いを進めて3，4着。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はハッピーアワー、中段よりも後ろから前半は足を溜める展開でした、デイリー杯でも後方から上がり最速で伸びてきたように、前半はゆったり入った方が良いのでしょうね。ハイペースバランスを後方からバテ差す競馬で結果を出してきたので、今後はレースの幅が広がりそうですが、前半のポジションが後ろからになるので取りこぼしも増えそうですね。
2着はグルーヴィット、ダートしか走っていない馬が3番人気ですから、競馬ファンの目は肥えていますね。ロードカナロア産駒というのも人気を後押ししたのかもしれませんね。中段からバテ差しでしっかり伸びているので、芝ダート兼用で行くのか、芝でNHKマイルCを目指すのか楽しみですね。まったくノーマークにしてしまったので素直にごめんなさい。ネット競馬でこの馬は前走厳しいペース配分で圧勝していたとアドヴァイスを頂いたので、今後に生かしたいと思います。
3着はローゼンクリーガー、先行馬で唯一残ったのがこの馬なので立派ですよね、牝馬受難のレースというデータを吹き飛ばしたのもお見事です。特に直線入り口でスタークォーツとジャカランダシティの間を割ってしっかり進路を確保したのは良かったですね。福永騎手とは思えない気合いを感じました。上位2頭には離されているので、距離を伸ばしてスローバランスの方が良いかもしれませんね。
4着がショウナンタイガ、終始インコースを進めたことがよかったですね、トップスピードの質は見劣っているので、距離は長い方が良いかもしれませんが、心肺機能次第では1200のハイペースバランスの方が良いかもしれませんね。。
5着はブリングイットオン、中段の後ろから最後は流れ込むだけでしたね。L1でバテ差して来ているので距離を伸ばした方が良いかもしれませんね。
馬券は軸にしたヴァッシュモンが6着、2着のグルーヴィット無印と惨憺たる結果でした。